大いなる陰謀

Lionsforlambs1_largeロバート・レッドフォード、トム・クルーズ、メリル・ストリープ主演の「大いなる陰謀」を見ました。

ストーリー:
対テロ戦争をプロパガンダにし、大統領選へと野望を抱く上院議員 (トム・クルーズ)。その裏に巨大な陰謀を感じとった TV番組のジャーナリスト(メリル・ストリープ)は、上院議員との会話の中から真実を暴こうと画策する—。

原題が”Lions for Lambs”なのですが、なぜ日本語タイトルを「大いなる陰謀」にしたのか、最後まで腑に落ちませんでした。オリジナルの意味の方がいいと思います。
Lions for Lambsの元々の意味は、こちらのTimes on Lineの記事に詳しく説明されていますが、第一次世界大戦で果敢に闘ったドイツ兵のことをライオンと呼び、その反対に羊のようにおとなしく、安全なところにいてただ指示を出す司令官の犠牲となったイギリス兵を羊と例えているいわれから来ているそうです。
ボツになってしまったのですが、著書の「キャリアアップEnglishダイアリー」のある章で有名な引用について説明した原稿があったのですが、その中にもピックアップしていたジョン・F・ケネディの大統領就任演説で、以下の下りがあります。
“Ask not what your country can do for you. Ask what you can do for your country.” (国家があなたのために何ができるかではなく、あなたが国家のために何ができるか考えよ。)
この映画はそのことを我々に突きつけて来た映画だと思いました。
総合評価:★★★☆☆ メッセージ性はとても高いのですが、映画の出来は今ひとつ。メッセージの難易度は高い。


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コメント

  1. 大いなる陰謀

    例えば、将棋なら 歩を犠牲にするのは あたりまえである。 実際の戦争でも、 兵隊が犠牲になるのが 現実である。 ただし、 犬死だけはやめてほしい・・・ とはいえ、 上司は思いつきで指示をだす 事もある・・・ それどころか 犬死しまくっているのに 方針を変えない…..

  2. 「大いなる陰謀」未来を決めるのはこの一瞬一瞬

    「大いなる陰謀」★★★
    トム・クルーズ、メリル・ストリープ主演
    ロバート・レッドフォード監督、2007年、92分
    膠着状態が続く中東情勢、
    アメリカ軍の死亡者は増え続けている、
    ひとりの政治家が新しい作戦を
    ジャーナリストの独占取材中におおまかに
    披露……

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