複数の英英辞書を一括検索する方法

ざっくり和訳が必要な場合は、昨日書いた『めんどくさい英和辞書ひきを1クリックで終わらせる方法』で書いた株式会社フリーフォーマットの「Excelの玉手箱 アドインコレクション」の機能419「英和辞書一括検索」を使っていますが、翻訳をしたり、微妙な言葉の意味や語源を調べるには、英英辞典を調べるのが一番いいと思っています。

 

英英辞典がおススメなのは、英語の中・上級者

英語初心者に、英英辞典を使うのはおススメしません。それは、英語の語彙が2000-3000語はないと、英英辞典を読むのに辞書をひくことになり、英語学習が苦痛になるだけだからです。

 

辞書をひかずに意味が分かるようになるレベル(中・上級者)であれば、訳語だけでなく、その言葉の持つ意味を原語で理解すること、その言葉がどうしてそのようになったのか語源を知ることで、英語の”思考”を身につけるために、英英辞典は役に立つでしょう。

 

英英辞典が使えるレベルかは、The Oxford 3000をチェック

自分が英英辞典を使うべきかどうかを判断するには、The Oxford 3000をチェックしてみてください。 the Oxford Advanced Learner’s Dictionaryは、Oxfordで使われている基本単語3000語を公開しています。

 

この3000語の9割程度が分かるならば、間違いなく中・上級者ですので、英英辞典が理解できるはずです。

Oxfordが理解できれば、他の辞書も理解できると思います。

 

私が使っている4つの英英辞典

中学校時代から、「英英辞典は、複数を使い分けよ!」と学校で徹底されていたこともあり、英英辞典は30年近く以下の4つを使い続けています。

 

大きな使い分け方としては、歴史的語義型(Oxford)かコーパス型(頻度準、Oxford以外の上記3つ)かです。

私のお得意の(笑)コーパス型の方が性格的には合っているのですが、歴史的語義はどうなっているかと知るのも勉強の一環なので、あえて両方使うようにしています。時間がないときは、それぞれの領域から一つだけ、OxfordとLongmanを使っています。また、アメリカ英語とイギリス英語は違うので、アメリカ英語ではどう定義されているか、イギリス英語ではどう定義されているかという意味で、CollinsのBritish版とAmerican版を比較したりしています。

 

最近はオンラインになり、紙の辞書を持ち歩かなくてもいいため、複数辞書のチェックが本当に楽になりました。

 

複数の英英辞典を一括検索するならOneLookがおススメ

そして、これらを一発で検索してくれるサービスも登場しています。一番のおススメはOneLook Dictionary Searchです。コーパス型も歴史的語義型も、両方の辞書を網羅しているからです。

 

残念ながら、私がヘビロテしている上記4つを網羅しているわけではないのですが、いろいろな辞書を1回でチェックしたいという場合には、OneLookが便利です。もっと簡易に、英米の違い程度を知りたいときには、Dictionary.comを使っています。アメリカ英語、イギリス英語、語源を一括表示してくれるからです。

 

「自分がなぜ辞書を使うのか?」を考えて、じっくり複数辞書を比較するのか、英米の違いを調べるのか、訳語のみを調べるのかで、使うツールを変えています。そうすることで、内容の理解度とスピードの両方を満たせていると思います。

 

 

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