音楽と社会

Photo_2先日お食事をした際に、鉄鋼ビルディングの増岡総一郎氏が絶賛していた本、「音楽と社会」が送られてきたので、週末のんびりとした気分の中で読む。

内容(「MARC」データベースより)
世界的なピアニスト・指揮者のバレンボイム(イスラエル国籍)と、パレスチナについて真摯に語り続けるサイードとが出会う。パレスチナとイスラエルの音楽家を招いたワークショップの話、土地の問題化、音楽と社会を語る。

音楽を通じて、民族の理解と融合をすすめようとした試みは、この本を読んで初めて知りました。平和活動と口で言うのは容易いけれど、それを実現するにはどうしたらいいのか? 1個人としての寄付という形以上のものをどう実現していくのか、近年、この疑問に、自分なりの答えを持って仕事をしてきていたつもりではありますが、こうして、自分なりの答えを持ちながら行動に起こして行ける人たちは、本当にすばらしいと思いますし、自分もそうありたいと強く願います。

トップクラスの知識人が織りなす会話の深さに感動すると同時に、まだまだ自分の勉強が足りないことを思い知りました。また、バレンボイム氏とサイード氏(対立する民族出身)が、音楽を通じて、友情を深めて行ったことが、音楽をする者としてとても嬉しく思いましたし、自分が奏でる音楽が、そのレベルに達せるように、もっと練習に励みたいと思いました。

よく歌うバーンスタインと、バレンボイム氏やサイード氏の違いはどこにあるのか、もうしばし考えてみたいと思います。

増岡さん、素敵な本のプレゼント、ありがとうございました!


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コメント

  1. 国際支援・文民PKO関係の仕事をしているDiackoと申します。勝間さんのブログ経由できました。
    現在、本がなかなか入手できない環境にあるのですが、これは即amazonで探し、読むことします。
    素敵な本を教えて戴き、ありがとうございました。

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