『日経xwoman Terrace』寄稿:死ぬまで“きょういく”と“きょうよう”を作ろう
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「人間は死ぬまで“きょういく”と“きょうよう”が大事なのよ」と湯川さんが言われて、「教育と教養」かと思ったら、「“今日行く所“と“今日の用事”」のことだったとあり、若いころ大病をして半年を超える入院生活を送ったときのことを思い出しました。
会社で倒れて救急車で運ばれた突然の入院。治療法が見つからず、病院の外にいつ出られるかどうかもわからないことに苛立ちましたが、入院当初は毎日部下が病院に来て、仕事の指示を求めていたのも、日が経つにつれて減っていき、誰も来なくなってしまった病室で、何もやることのない日々。
食事もとれず、点滴で栄養をとっていたので、起きて、ボーっとして、寝るだけ。
このまま終わっちゃうのかなぁと絶望していたころ、たまたま病棟長が各部屋訪問をしていたことから部屋に来てくれて、「このまま死ぬのを待つのが辛い」と気持ちを素直に伝えたところ、「やることないなら僕の相談相手になってよ」と言ってくれて、その日から病院のオペレーション改善や病院の戦略策定などの相談にのるようになりました。振り返ると、その時は、好きなことを自由にできない環境だったので、自分ができること、人の役に立つことで自分が生きていくための”きょうよう”を作り出していたのだなぁと思います。
好きという軸だけでなく、自分が誰かのためにできることは必ず何かある。それを信じて、動き続けることを大切にしていきたいです。
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