ソロモン・ノーサップ(12イヤーズ・ア・スレーブ )の言葉

“What difference is there in the color of the soul?” ― Solomon Northup

「魂の色にどんな違いがあるというのだ?」- ソロモン・ノーサップ

映画がアカデミー賞受賞したことで、有名となったソロモン・ノーサップの実話、12イヤーズ・ア・スレーブを読みました。南北戦争以前、自由民として生まれたノーサップが、誘拐され、ルイジアナの綿花農園で奴隷として働いた12年を書いた作品です。本を読んだ理由は、今更ですが、見切れていなかったDVDを大量に消化していて、映画「それでも夜は明ける」をみて、原作とどう違うのか興味が湧いたからです。

 

結論から言うと、映画と原作はものすごく大きなかい離はなく、もちろん、映画化するにあたって、ドラマティックにするところあり、時間の関係上カットするところありなので、「そこはそうだったのか!」と思うところはもちろんあるのですが、おおむね、忠実に映画化を試みたんだなという感想です。

 

本は、回想録として淡々と書かれているので、回想録を読みなれていない人は、映画だけでもいいかもしれません。

 

映画ですごく良かった点は、知識層にいた自由な黒人でも、黒人という理由だけでここまで蔑まされ、奴隷として働かされる人種差別を扱った点だと思います。昨今、アメリカの人種差別問題がメディアを賑わせていますが、その根底となっているのは歴史にあるのだと思った作品です。また、どんな時代でも、人種が異なっても、差別という観点を超えた人たちがいること、自分もそのような偏見にとらわれないように生きていきたいと願い、自分のダークサイドを探ってしまう、そんな作品です。

 

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