めんどくさい英和辞書ひきを1クリックで終わらせる方法
2015年1月24日に書いた「英語で本や論文を読む苦痛を減らす事前準備6ステップ」がものすごい反響で、1週間で150万PVを超えて、書いた本人がびっくり。
年間1000-2000冊(多いときで2500冊くらい。少ない年で1000冊くらい)の専門書を読まなければいけない職業についており、しかも、自分の専門領域外の案件が次々と舞い込んでくるため、気づけば、今年はバイオの○○領域やってたけど、去年は機械部品の△△をやっていたなぁ……ということが起きています。そして、日本語だけで情報が手に入らず、「また、英語読むのかぁ・・・」(英語ならいいけれど、時にロシア語だったり、時にフランス語だったり……)と、げんなりしながら、読んでいる経験が、皆様のお役に少しでも役に立てば、大変うれしいです。
さて、事前準備の6つのステップ、ステップ1~5の全自動はまだできていないのですが、面倒な作業のため、時短ツールをいろいろと使っています。
今日は、この事前準備6ステップのステップ5「辞書をひく」について、ご紹介します。
分からない英単語をエクセルに抽出
私の場合は、電子で読まずに紙で読むケースが圧倒的に多いので、紙で読む際に、分からない単語一覧は隣に置いておきたいので、エクセルで作成。(本の読み方については、著書「考えながら走る―グローバル・キャリアを磨く「五つの力」」などにも書いています。補足的に今後こちらのブログにも投稿するかもしれません。)
エクセルで作成するもう一つの理由は、「辞書ひきはワンクリックで行う」からです。
ちまちまと辞書をひいていたら、100年かかっても本が読み終わらないので、翻訳をするときや、細かい単語の意味やニュアンスまで調べないときは、この方法でリストを作成して終わらせてしまいます。
先日ご紹介したWord Count Toolで出てきた単語で分からないものをコピペ。
あるいは、自分でざっと流し読みして、分からない単語を先に拾い出して、入力(私の場合は、圧倒的にWord Count Toolにやってもらうケースが多いです。入力が面倒だから)。
英和辞書一括検索のワンクリックで和訳ゲット!
そして、「英和辞書一括検索」というアドインを入れているので、調べたい単語をハイライトして、ボタンをクリック。
すると、左の図のように、発音、品詞、意味を一括で検索してエクセルに入れてくれます。
該当なしと出てくるものだけ、自分で辞書をひきます。
そして、これをキレイに整形して、本のタイトルや論文の名前で保存し、必要なときにこれを出してきて、本や論文の横に置いて読むときに使うということをやっています。
このアドインは、株式会社フリーフォーマットの「Excelの玉手箱 アドインコレクション」の機能419「英和辞書一括検索」です。2008年に出た後、2015年1月28日にアップデート版が出ていますよ!(朗報!)
1980円と有料のアドインですが、1980円分以上の仕事はあっという間にしてくれるので、投資価値のあるアドインだと思っています。 Kindleとかの和訳表示機能を使っていないには、おススメですよ~
(注:2015年2月5日現在、どこの企業からもPR費用は頂いておらず、あくまでも私が自腹で使っていて、有益だと思っているので、書いています)
専門用語の対訳表は簡単に作れる
新しい分野の仕事をするときには、複数の著名論文をWord Count Toolに読みこませ、そこから頻出単語リストを作成し、そして、エクセルに落とします。そして、エクセルで単語だけを選択肢、「英和辞書一括検索」のボタンをクリック。すると、自分の欲しい専門用語対訳表が出来ます。それを印刷して、持ち歩いて覚えるのに使ったり、ノートに挟んでおいて仕事で急に英語でしゃべらなくてはいけなかったり、通訳をしなくてはいけなくなったときのあんちょことして使っています。
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