壜詰(びんづめ)の恋
鳥取に出張へ行ったので、鳥取砂丘にちなんだ作品、阿刀田高氏の「壜詰(びんづめ)の恋」を読みました。 内容(講談社より)砂丘でめぐり会い、めくるめく一夜をともにした気高い美女は、翌朝姿を消してしまった。そして枕元には香水のびんが……。それ以来、わが部屋にこの香水の匂いをまきちらすとき、かならずあの美女がそっと...
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鳥取に出張へ行ったので、鳥取砂丘にちなんだ作品、阿刀田高氏の「壜詰(びんづめ)の恋」を読みました。 内容(講談社より)砂丘でめぐり会い、めくるめく一夜をともにした気高い美女は、翌朝姿を消してしまった。そして枕元には香水のびんが……。それ以来、わが部屋にこの香水の匂いをまきちらすとき、かならずあの美女がそっと...
短期間で、日本全国各地を回れそうなほど、出張をする毎日のため、今年は、出張先をテーマにした作品を読むことをテーマにしています。 島根へ出張に行ったので、杉本苑子氏の「終焉」を読みました。 内容(「BOOK」データベースより) 能の大成者世阿弥の苦悩と感動に満ちた劇的生涯「華の碑文」。治政と法の狭間で呻吟する...
岡山出張だったので、岡山が舞台の小説は何か?と考えたときに、ぱっと思いついたのが、あさのあつこ氏の「バッテリー」。映画は観ましたが、原作は読んでなかったので、これを機会に一気読み。意外と読み応えがありました。 あらすじ(Web Kadokawaより)中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引...
記事のアップがずいぶんと遅れてしまいました。 話題の本、夏川草介氏の「神様のカルテ」を読みました。 内容(「BOOK」データベースより)神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。夏目漱石を敬愛し、ハルさんを愛する青年は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で、今日も勤務中。読んだ人すべて...
小説すばる新人賞&泉鏡花文学賞ダブル受賞の話題作、千早茜さんの「魚神(いおがみ)」を読みました。#流行ものは何でも手を出す悪い癖です… 内容(Amazon.co.jpより) かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島。夢喰いの獏、雷魚などの伝説が残る島で、本土を追われた人々は自治組織を作り、独自の文化を営んでいる...
オリンピック開催時期にぶつけてリリースしてきた東野圭吾さんの「カッコウの卵は誰のもの」を読みました。もうしばらく東野圭吾さんは読まないって決めていたのですが、ついつい手が伸びてしまって… 内容(Amazon.co.jpより)スキーの元日本代表・緋田には、同じくスキーヤーの娘・風美がいる。母親の智代は、風美が...
数年前に、仲良しの新聞記者の友人から紹介され読んだ「クライマーズ・ハイ」。以前読んでいたのですが、群馬出張ということで、群馬が舞台の小説って何だ!?と、なかなか思い出せず、タイムリミットで、「クライマーズ・ハイ」を鞄に突っ込み出張へ。新幹線の中で読み直しました。 出版社/著者からの内容紹介(amazon.c...
仙台に出張のため、井上ひさしの「青葉繁れる」を読みました。 内容(「BOOK」データベースより) 「あげな女子と話ができたらなんぼええべねす」…東北一の名門校の落ちこぼれである稔、ユッヘ、デコ、ジャナリの四人組と、東京からの転校生、俊介がまき起こす珍事件の数々。戦後まもない頃、恋に悩み、権力に抗い、伸びやか...
今年は国内出張が多いので、出張先に関連する本を読もうと手にしたのが、なかにし礼さんの「長崎ぶらぶら節 」。 内容(「BOOK」データベースより) 長崎の丸山遊里に愛八という名の芸者がいた。彼女が初めて本当の恋をしたのが、長崎学の研究者・古賀十二郎。「な、おいと一緒に、長崎の古か歌ば探して歩かんね」―忘れられ...
金曜日に中川右介さんとお食事をすることになったので、なんとしてもそれまでに読みきらねばならぬ「世界の10大オーケストラ」。 先日ブログにも書きましたが、この本、新書にはありえない分厚さで、読むのを躊躇してしまう長さ。 出張が続いていたので、移動の飛行機や新幹線の中で読めばいいやとタカをくくっていたのですが、...