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なかなかうまく依頼ができない。

 

すごく理不尽なことを頼まれたのに、なぜかNoと言えない。

 

そんな悩みを抱える人はとても多いと思います。今月は、人に何かを頼んだり、その反対に人から頼まれたことをうまく断ったりする表現方法を勉強しましょう。

 

頼みごとをする

 

旧約聖書に「求めよ、されば与えられん」(Ask, and it shall be given you)という有名な言葉が出てきますが、効果的な依頼もこれと同じ考え方が通用すると思います。

 

まず、遠まわしに頼むのではなく、率直にお願いすることが大切です。ただ、率直に言うだけでなく、頼まれる相手の立場になって、そのお願いの内容を考えてみてください。自分だけでなく、相手にとってもメリットがなければお願いをしても動いてもらえません。Win―Winの関係が築けるような依頼になっているか確認しましょう。そして、否定文でお願いするのではなく、肯定文でお願いしましょう。否定文でお願いすると、相手を非難しているように聞こえるからです。

 

この3つの法則を念頭に置き、お願いしてみましょう。また、だれに頼んでいるのか、相手のレベルに合わせて丁寧な表現を心がけましょう。第5週目にあらたまった場面でのお願いの表現を紹介します。

 

上手にNoを言う

 

“No”は、とても短く、パワフルな断りの言葉です。しかし、なぜかこのNoがなかなか言えなくて悩んでいる人は多いようです。かくいう私も、ここでNoって言ったら人間関係が壊れちゃうかも……と不安になる一人です。

 

そんな私が出合った”How to Use Power Phrases to Say What You Mean, Mean What You Say, & Get What You Want” (Meryl Runion著)という本の中に、上手にNoを言うときの3つのステップが紹介されていました。

 

Step 1: 相手を認め(Acknowledgement)

I would if I could.(できるならそうしたいけど)

Step 2: 自分の立場を明確にして(Clarification)

I’m already committed.(先約があるんです)

Step 3: 相手との関係を維持する(Tag Phrase)

Maybe next time.(また次回)

 

この3つのステップでよく使う表現を頭の中に詰め込んでおいたら、突然イヤなことや理不尽なことをお願いされても、まず、どうやってNoと伝えよう?悩まなくなりました。

 

また、私がだれかに何かを頼むときは、申し訳ないなあという気持ちで頼むことが多いので、たぶん依頼してくる人も同じような気持ちだと思います。頼んで後悔したと思わせるような返答の仕方は避けましょう。例えば、“Why would I do it?”(なんで私がやるわけ?) などの表現は適切ではありません。

 

頼んだほうも頼まれたほうもイヤな気持ちにならない。それが上手なNoの言い方だと思います。

 

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