“almost”=「ほとんど」ではない!?

学生時代からの友人の菅原健さんが、非常にいいまとめ方をしていたので、ご本人の承諾を得て転載します。

 

辞書的には “almost” は「ほとんど」でいいんですけどね、英語の “almost” と日本語の「ほとんど」がまるっきり同じと考えていると間違えやすい表現があります。

 

「ほとんどの人はこの事実を知っている」

 

この例文どう訳します?

 

日本人がよく間違えるのがこれ

× Almost people know this fact.

 

“almost”=「ほとんど」と記憶していると「ほとんどの人」という日本語の文法に引っ張られて “almost people” とやりたくなるのでしょう。

 

だけど “almost people” をネイティブが読んだり聞いたりすると「ほとんど人(みたいだけど完全には人でない何か)」って意味に取れてホラーの世界になります。「早く人間になりたい」ってヤツですね。

 

正しくは

 

○ Almost all people know this fact.

 

副詞としての “almost” は「ほとんど」ではなく「ほぼ」と憶えると 「ほとんどの人」→「ほぼ全ての人」→ “almost all people” と正しい英語表現にたどり着きやすい気がします。

 

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