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金属アレルギー以外にアレルギーをたくさん持っていると、普通の食事をするのはなかなか難しいのですが、担当医と試行錯誤しながら2年半。最近は、かなりバランスのとれたふつうの食事ができるようになっています(外食含む)。もちろん、エピペンは手放せませんし、年数回は酷いアナフィラキシーショックを起こして、救急に運び込まれることはありますが、それでも、「なんとかなってるかも~」と構えなくなってきました。

私の場合は、IgGが高くても、100%アナフィラキシーショックが起きない食品がたくさんあります。体調が悪いときは、にんじんや大根などでもアナフィラキシーショックを起こしますし、血液検査ではIgGがかなり高く出ていますが、普通のときではあまりアナフィラキシーショックを起こしません。そういう食材もあるので、また、IgGのみを参考にして除去をしてしまうと、不必要なものまで除去してしまうと先生から注意されているので、アレルギーを起こしにくいように、「加熱」して食べています。

加熱すると、アレルギーを起こすたんぱく質が分解されるため、アレルギーを起こにくくなるからだそうです。もちろん、100%アナフィラキシーショックを起こすような食材、例えばキィウィフルーツなどは、加熱しても、アナフィラキシーショックが起きますので、絶対に口に入れません!!

アレルギーが酷くなった頃は、季節感のある食事なんて、nanaまーったくできませんでしたが、2年半たった現在は、七草粥など、加熱して食べられるようなものは、どんどん食べています(もちろんエピペンは用意して、緊急時には救急に行けるような時間的余裕のあときにしか挑戦しませんが!)

今朝の食事はこんな感じです。

すべて火が通っています。

ちなみに、大豆にもかなりアレルギーが出ているので、豆乳や湯葉などの火を入れていないものは、厳禁です。今回は湯豆腐になっています。

また、ニッケルアレルギーが結構酷いので、ニッケルの含有量が高い食材は、火を通してもアレルギーは起きるため、(しかも遅延型っ!)極力避けています。

普通の食生活ができない!!とストレスを抱えている方、是非、アレルギー専門のお医者さんとご相談しながら、食べられるものを増やしてくださいね。

最後に、日本小児アレルギー学会が出した「血中食物抗原特異的IgG抗体検査に関する注意喚起」は以下の通りです。

食物除去に関しては、自己判断ではなく、医師と相談の上行ってください。

日本小児アレルギー学会は、食物アレルギーの原因食品の診断法としてIgG抗体を用いることに対して、「食物アレルギーハンドブック 2014 子どもの食に関わる方々へ」(2014年日本小児アレルギー学会発刊)において推奨しないことを注意喚起しています。米国や欧州のアレルギー学会でも食物アレルギーにおけるIgG抗体の診断的有用性を公式に否定しています。
 その理由は、食物抗原特異的IgG抗体は食物アレルギーのない健常な人にも存在する抗体であり、このIgG抗体検査結果を根拠として原因食品を診断し、陽性の場合に食物除去を指導すると、原因ではない食品まで除去となり、多品目に及ぶ場合は健康被害を招くおそれもあるからです。
 日本小児アレルギー学会は食物抗原特異的IgG抗体検査を食物アレルギーの原因食品の診断法としては推奨しないことを学会の見解として発表いたします。

 

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