【音楽】コンサートとレクチャー無事終了

ウィーンに来てすぐにこのような機会が頂けるとは思っていなかったのですが、母校の関係で、コンサートとレクチャーをさせていただく機会を頂きました。
レクチャーはキャリアについて。オペラ歌手と事業開発という2つのキャリアをどうやって作ってきたのか?というお話をして欲しいとリクエストされていました。
ドイツ語でがんばって話そうと一生懸命作文して行ったのですが、英語で話してもらった方が英語の練習になると言われて、拍子抜け。
自分のドイツ語の練習の為に、挨拶と自己紹介だけはがんばってドイツ語でやってみました。が、すぐに英語にしてしまい、自分が自由に話せる言葉で話すってなんて楽なんだろうと、当たり前のことなのですが、自分の言いたいことをきちんと伝えられることのありがたさを感じました。そして、得意ではないドイツ語に対してとっても構えていた自分に気づきました。
また、英語が話せると、他の言語を覚えなくてもなんとかなるという甘えやすい環境にいるなぁ...と、英語が話せるデメリットを感じてしまいます。自分の意識次第でいくらでも勉強できるはずなのに、英語にすぐ逃げる自分を追い込めない。私の甘さゆえなのですが...
コンサートでは、日本歌曲を中心に歌って欲しいというリクエストだったので、昨年一生懸命やっていた山田耕筰氏の曲をメインに歌わせていただきました。初めて日本歌曲を弾くというオーストリア人の方が伴奏だったので、音合わせに難航し、果たしてまともに歌えるのか!?と不安だらけだったのですが、それなりにまとめられて、日本歌曲の雰囲気は伝わったかな!?
どうしてもアリアを1曲歌わせていただきたくて、伴奏者がバロックが得意とおっしゃっていたので、最後に、ヘンデルの歌劇「ジュリオ・チェザーレ」より「Piangerò la sorte mia (つらい運命に涙はあふれ)」を歌わせていただきました。チャペルで歌わせていただいたこともあって、そして伴奏の方が非常にうまくて、自分が歌える以上に歌わせていただいたような気持ちになりました。
お客様からは、最後のアリアが一番良かったとおっしゃっていただけて、ちょっと複雑な気持ちではありましたが...アリアがいいとおっしゃっていただけるのはうれしいのですが、日本歌曲の良さは伝えられなかったのかなぁ...
いろいろな機会をこうして与えていただけることに、感謝する日々です。

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