フランス女性は太らない
以前ご紹介したLVMHグループのヴーヴ・クリコ社社長のミレイユ・ジュリアーノさんの「フランス女性の12か月」よりも前に書かれた「フランス女性は太らない」をやっとゲットしました。
内容紹介
ジュリアーノのこのヘルシーライフ入門書には革命的なことはほとんど書かれていない。先頃、「フランス人のパラドックス」という記事が「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」に掲載されて話題となった。それによると、フランスの人たちはワインをガブ飲みし、ブリーチーズを食べ、炭水化物が大好きだというのに、ダイエットにとりつかれているアメリカ人よりずっとスリムで健康だというのだ。しかし、ジュリアーノはこの不思議な現象の社会文化的な面にはあまり興味がないようだ。むしろ、クリコ(フランスのシャンパンハウス、ヴーヴ・クリコ)のCEOという肩書きにふさわしく、良い食べ物(と良いシャンパン)を賢くいただくことがスリムな体と幸福な人生につながるということを伝える方に関心を持っている。
そこらに出回っている多くのダイエット本をよそに、本書では、カロリーだの無酸素運動のエネルギーだの、血糖インデックス(GI値)だの、この種の本にありがちな内容に少しも触れていない。かわりに、10代のころの1年間のマサチューセッツ留学後、「ジャガイモの入った袋」のような体型になって母国フランスに戻った彼女が、どうやってもとの体型に戻したかが書かれている。
内容は、当然のことながらフランス流の食生活の教えにもとづいていて、たとえば、1日3食しっかり食べる、量は控えめに、果物と野菜はたくさん摂る、エレベーターではなく階段を使う、水をたっぷり飲む、たまにはごちそうを食べてもいい、などといった感じだ。裏を返せば、彼女はごく当たり前のことを言っているにすぎない。彼女の人生や仕事にまつわる楽しいエピソードとともに、ところどころで紹介されるフレンチのレシピや元気の出るレシピ(ズッキーニのオムレツ、鴨肉のサラダのオレンジ添えなど)が、生きる喜びを感じることの大切さを思い出させてくれる。
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前に紹介した「フランス女性の12ヶ月」と同様、「何事もバランスが大事」「アメリカ流のやり方では幸せな健康は手に入らないことを説いている本。
当たり前のことを当たり前にやる。
それがなかなか難しいのですが...
ダイエットというよりも、健康な食生活という点では、たかの友梨 さんの「速効PSMFダイエット―たかの友梨式 」やその数年後に出された「スイス式ダイエット リバウンドさせない4週間料理レシピ」が、一番実用的だったと思い出しました。
その昔、めちゃくちゃな食生活(週5回はマクドナルド!な人でした(笑))をしていて、今よりも15キロばかり太っていた頃(そして自分が太っているという事実を会社の健康診断で指摘されるまで気がつかなかった!)、「速効PSMFダイエット―たかの友梨式 」を実施しながら、栄養学を勉強して、きちんとした食生活を身につけ、ダイエット成功。
その頃から食事を大切にしているけれど、やっぱり、食生活はその土地や味覚を考慮した本の方が分かりやすい。その点で、「フランス女性は太らない」はフィロソフィー的に好きだけれども、レシピは写真もついてないし、ちょっと無理があるように思います。
それにしても、この本を姉が絶賛していたポイントがイマイチ分からないので、後で電話をかけて聞いてみようと思います。
ミレイユ・ジュリアーノさんの本を読むなら、どちらか1冊でいいように思いました。
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