考える力を養う:オオカミ族の少年を読んで

Ookamibook_thumb最近、考えることを放棄している人が多いな、と思うことがよくあります。
忙しいのに売上が伸びないのはなぜか。マーケティング活動をやっているにも関わらず、新商品のマーケット認知が低いのはなぜか。
なぜか?を突き詰めて考えれば答えは出るはずなのに、ちょこっと考えただけで考えた気になっていたり、人によっては、まったく考えていないと思われる場合もあります。そして、リソースが足りないから、競合が出てきたから、などの言い訳ばかりを聞くような気がします。
それで、ホントに生き残っていけるのか? 
週末に、「オオカミ族の少年」というファンタジーを読みました。設定している時代が、私の大好きな、「ケイブベアーの一族~エイラ・地上の旅人」のシリーズに似ているので、週末に一気に読みました。この本は、6000年前に生きた人々の生活と知恵がベースにある小説です。
6000年前というと、自然のアクシデントはつきもの。この主人公の少年は、理由があって人里離れたところで父親と二人きりで育ちました。父親以外に人間は誰一人知りません。しかし、ある日父親が熊に殺されてしまい、一人ぼっちになってしまいます。一人ぼっちで生き抜いていかなければいけない、という状況にあり、失敗を繰り返しながら、頭を使って生きていく物語です。
先日紹介した冒険系の本でもそうですが、今置かれている状況で今あるリソース(自分の能力、もしいれば他人の能力を含む)でどうやって問題を解決するか?ということを真剣に考えながら生き抜いていくから、ストーリーになるのだと思います。
仕事でも、人生でも、最後は、体力と考える力を持った人が生き残るのですから、考える力は不可欠だと思いました。
頭を使わないで生きている人に頭を使ってもらうにはどうしたらいいんでしょうね?

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