【本】台湾ビジネス関連本

Photo_2おなじ名前で同じような仕事をしていると、もりあがって以来おつきあいをさせていただいているCRC-企業再建・承継コンサルタント協同組合の安藤ゆかりさんと「ゆかり×ゆかりランチ」をしました。
尖閣諸島問題などがある前から、中国企業の買収や事業開発は難しいと悩んでいたのですが、尖閣諸島問題発生で、さらにいろいろともめそうな気配。一部で私が中国ビジネスをうまくやっていると話題に出ているそうですが、以前仕掛けて成功したものは、たまたま強いコネクションがあった先だったからで、中国でうまく立ち上げられるという自信はないです。
先日もPEの方々とアジアでの事業開発のプロセスを作れないか?というディスカッションをしたのですが、インドならまだしも、中国は難しいと感じています。事業開発のプロセスを作ることができるのであれば、是非わたしも頭を使いたいと思っています。いい研究になること間違い無し! 多くの企業がアジアへ進出していかなければならない中で、中国をはじめとするアジアで本当にうまくいっているケースは少なく、成功の法則を作って行くことが出来れば、日本企業の成長の1つの軸として活用してもらえるからです。
中国がすごく難しいというのは、最近BDの仕事をしている人の間で必ずディスカッションにあがることですが、(難しいからってやらないわけではないのですが、成功確率がまだ低いし、形としてうまくいったように見えても、その後問題が多発)、安藤さんも同じご意見で、最近中国よりも台湾とのディールが多いそう。台湾はすごくやり易いのでおススメと言われて、私は台湾は経験がないので、さっそく台湾ビジネスについてリサーチ開始。
まず、法務をざっとおさえるために、フォルモサンブラザーズ法律事務所から出ている「台湾ビジネスのための法務のすべて」 をチェック。これは高い本なので図書館でチェックさせていただきました。法務の基礎をおさえないと、怖くて仕事にならないというのは、若い頃に身をもって勉強させていただいたので(会社にものすごい迷惑をかけましたが)、やはり、基礎からやらないと...と思っていたので、適切な書籍があって本当にありがたいです。
ちょっと古いのですが「台湾香港両岸ビジネス―台湾と中国香港 ますます進展する分業体制 」という本は、安藤さんがお話していた台湾と香港を経由してメインランドチャイナとの仕事のつなげ方を考えさせてくれるに示唆の富んだ本でした。ちょっと古いので、アップデート版が欲しいなぁ〜(笑)
Photo_3台湾を含むアジアという観点で書かれている「東アジアの企業経営―多様化するビジネスモデル 」は、私がBDをやったことのあるベトナム、香港、マレーシア、シンガポール、インドなどと比較するつもりで、読みました。が、実務に即していない感じが否めない。この人は自分でディール動かしたことないなぁ〜と思ってしまうのが、残念です。比較論としては面白いので、実務に入る前のイントロとして読むのはアリだと思いましたが、ある程度実務をやってしまっている人にはおススメしません。
リサーチをある程度したら、現地とのネットワーク作りをどうやってやるかな〜と考えているところです。同じような仕事をしている方との情報交換はとても勉強になり、また、刺激になります。私も刺激を与え続ける存在でありたいと強く思いました。


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

ページ上部へ戻る