【本】コトバの戦略的思考

Photoゲーム理論の大家、梶井 厚志 氏のエッセイ「コトバの戦略的思考」を読みました。

内容紹介(amazonより)

わたしたちは、「どうも」「お疲れさま」「よろしくお願いします」を、なぜこれほど使ってしまうのか?
身の回りで見られる妙に気になる日本語たち。そこには意識的/無意識的を問わず、必ず何らかの戦略が込められている!
日本を代表する気鋭の経済学者が、ゲーム理論を駆使して、人々がコトバに込めた秘密を読み解く! 目からウロコのエコノミック・エッセイ。

ゲーム理論の大家が書いているので、ゲーム理論と何か深い関係があるのかな?と思って読んだのですが、彼が気になった日本語のあれこれをテーマにエッセイを書いている感じの本です。ゲーム理論部分を期待していたのははずれだったのですが、「デフレ」「義理チョコ」とか今どきテーマを扱っているのは面白い。そして、海外生活が長かった梶井さんが本気でメールの「よろしくお願いします」につっこんで、そこから、いろいろと考えているという思考の流れが分かるのが、面白い。
疑問に持ったことを流さず徹底的に考えるのは、大事なことだし、多分、多くの人が、スルーしてしまっているところだと思います。それを徹底的に考えるのが、彼のゲーム理論の大家たるところなのか!?
すでに本に載せてしまっているトピックス以降の記事になりますが、ダイヤモンドオンラインでも連載が読めます。
最近の話題は、昔話しが多いようですが、この視点も結構面白い。
重い経済書に読み疲れたら息抜きにエンタメ的に読むにはいい本だと思います。

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コメント

  1. 興味深い本のご紹介ありがとうございます。
    是非読ませていただきます。byくま。

  2. くまさん、
    出張の細切れ時間に読むにもちょうどいい長さなんで、出張中大活躍でした!

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