銀座吉水流食生活:パートII

以前ご紹介した銀座吉水で、またお料理教室があったので、出席しました。
私は恥ずかしいのですが、病気になるまでは、食事はとてもいい加減で、シカゴ育ちでマクドナルドの申し子。マックさえあれば、とってもハッピーでしたが(マック1号店はシカゴにあります)、24歳で病気になり、食生活の大切さに、遅ればせながら気付き、添加物は極力避け、できるだけ農薬も使っていない無農薬・有機栽培の食事を心がけるようになりました。また、家庭科の時間に学んだはずの(まったく覚えていませんでしたが)栄養学も勉強するようになりました。
病気もだいぶ良くなり、救急病院と会社の往復生活もほとんど無くなった今、食生活がまたいい加減になりはじめていたのですが、友人の誘いで、吉水の女将と出会い、女将や周囲の方々から説かれ、また、自然食に気持ちが向くようになりました。
今回は、雑誌の編集長がたくさん参加していらして、名刺を並べると、何の会だっけ?と思うほどでした。(議員の方もいらしてました…)
今回は、無農薬・有機栽培をやってらっしゃる佐藤さんのお話でした。
お話が下手なんですとおっしゃっていましたが、農業にとどまらず、食と政治、男女と食、日本人の性質と農業など、様々な分野についてのお話があり、非常に面白かったです。
例えば… ワインは若い女性がぶどうを踏んで作るけれど、日本酒作りは女人禁制だった。これは、男尊女卑の例として話をする人がいるけれども、実は、ワインは乳酸醗酵で、若い女性に乳酸がたくさんついているから女性が作る。しかし、日本酒は麹醗酵のため、女性よりも男性がむいている.どちらかというと、女性がいることで、醗酵が遅れてしまうため、そうなっていた。男女の違いで、そのようになっていたのであって、違いは違いで受け入れ、それは区別でも差別でもないというお話がありました。
知らなかった~~
卵のカラーチャートの話も怖いと思いました。卵の殻の色は、品種によって違うのは知っていたのですが、卵の黄身の色は、なんと、カラーリングされているそうです。カラーチャートがあって、あなたところは何色がいい?と決めるそうです… 良心的なところは、パプリカとかウコンで色をつけるそうですが、そうでないところはほとんど化学物質を使っているそうです。怖い…
まったく違う分野の話を聞くと、自分がいかに無知だか思い知らされます。
そして、それが自分の生活と密着していることかと思うと、空恐ろしくなります。
自然食という生活スタイルだけでなく、自分にも社会にも優しい生き方をしたいと吉水に行く度に思います。

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