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Design20l_2_thumb小学校時代からの友人が脚本・演出をした舞台、「夜来香」を友人3人と一緒に観に行きました。
彼の書く脚本は、様々なメッセージがこめられていて、ストーリーの全てをきれいに説明はしてくれないのですが、忙しい生活の中で「忘れてしまっていた大切な何か」や「あえて直視しないようにしていた何か」をあぶり出し、「今の自分の生き方でいいのか?」を問い掛けてきます。
しかし、ヘビーな作品ではなく、あくまでもエンターテイメントとして、軽快で、音楽あり、笑いありの舞台です。ハリウッド映画のように、完全なハッピーエンドではなく、フランス映画のように、悲しい終わりではなく、日常の延長線上にある、ほのぼのとした幸福を描いていて、舞台が終った後、「おもしろかったね」と言いながら、心の片隅で、「人生の中で大事にしなければいけないものは何か?」を考えている自分に気付かされます。 
今回の舞台は、過去・現在をばらばらのピースのように分解していて、モザイクのように組み合わせた緻密な脚本で、最初の1時間は何がどうなっているか全然ついていけず、これって造幣局の話だったよね? この人はだれ??と、頭の中で疑問符が踊りまくりましたが、後半の50分は、そのピースが次々と繋がっていき、最後に大きな一枚の絵ができ、物語が分かった!という気分になって終る舞台でした。
公演の後、彼を囲み、イスラエル料理のお店で食事をしながら、質問攻めにしたのですが、意外な結末などが分かり、非常に面白かったです。
来年の東京公演も期待しています!

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