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Photo最近はまっているフレンチ・コロラトゥーラソプラノのパトリシア・プティボン。
以前、ヨーロッパで仕事をしているときに、彼女の舞台を偶然見たことがあるのですが、そのときは、あまり記憶に残っていないのです。基本的に、自分と同じコロかレッジェーロ・ソプラノで、この人いいなって思った人は、ものすごくチェックを入れるので、気づかずにすごく残念。しかし、よく考えると、わずか数年でここまで成長できるのですから、それはそれで楽しみとも言えましょう。
つい先日NHK BSで彼女のコンサートをやっていたそうなのですが、それを見た先生から連絡があり、是非、彼女の研究をしなさい、似たような路線だと思うとのアドバイスを頂き、彼女の影像と録音を集め始めて、彼女の魅力にすっかりはまってしまっています。
彼女の十八番である”Je t’aime”はこのフレンチタッチというアルバムの中に入っているのですが、これがとってもとっても可愛くって、素敵。
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この中に、今練習しているラクメの鐘の歌も入っているのですが、パトリシアよりもスミ・ジョーの方が私はこの曲に限って言うと好き。たぶん、私がパトリシアのように軽く歌ってしまうと、イタリア物が歌えなくなるので、もう少し重みを持って歌いたいなぁ...と思う。
聞き所は、オランピアのアリアとこのJe t’aimeです。Je t’aimeはホントにホントに可愛くって、最後のキスの音とかも、コンサートで真似したいなぁ...と思います。早速、楽譜をネットで探して、オーダーをかけました6週間後に到着予定なので、わくわくして待っているところです。
こうして、自分らしさを表現できる曲に出逢えた時が、歌手として成長できるポイントなのかもしれないなぁ...と思います。私にとっての大きな節目は、トゥーランドットのリューだったし、リリコからコロへ変わって行った時の、オランピアだし、その後の成長のきっかけになったのは、キャンディードのクンネゴネンネ。このJe t’aimeも私の成長の1つとなる曲なのではないかと、背中がぞくぞく(ざわざわ?)し始めています。
秋のコンサートでこの曲が歌えるといいなぁ...
パトリシア・プティボン、是非、聞いて見てください!


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