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ノマド研の大石哲之さんと、10年後の働き方についてパネルディスカッションさせていただきました。

私は「IT機器を駆使してオフィスだけでなく様々な場所で仕事をする新しいワークスタイル」として総称されているノマド的な仕事のスタイルを取っているわけではなく、かなりアナログな仕事スタイルを取っていると思います。

人に会いに行くために出張もよくしていますし、出張していないときは、オフィスにいるので、場所から自由になるということは、あまりありませんでした。

音楽の仕事も、クラシックという領域だからか(他の領域がどうなのか知らないだけです)、IT機器は全然使わないですし、ホールで演奏するため、場所からも全然自由になっていません。

ただ、出張が多かったことから、仕事を人に任せるというのはとても多かったので、だから、出張が多くできたともいえます。

そういう意味では、ノマドの方々と、仕事のやり方で参考になる部分はあったのかな・・・と思います。

昨年10月に出した「考えながら走る」でも書いたのですが、人に仕事を依頼するために、作業をお願いする前に、アウトプットイメージをしっかりと作る、マニュアルを作る、などをやっています。

仕事をアウトソースすることを厭わないので、自分は自分が得意な仕事に時間をさけるし、1人でできる以上の仕事を受けることが出来ているのだと思います。

こういう考え方をすると、10年後に必要となっているスキルは、仕事を遂行するために、アウトソースできる単位に分割し、それをマネジメントすることなど、とてもベーシックなスキルではないでしょうか。

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