本:川崎貴子著「愛は技術」

愛は技術ninoyaで川崎さんのブログ「酒と泪と女と女」を愛読し、いつもFacebookのネタにしているので、献本いただけてとっても嬉しいです。封をあけると、川崎さんのサイン入りの本が入っていました!

 

食事を作るのも忘れて、「愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる」を読みふけってしまいました(笑)。すでにブログで読んでいるというのに、まとめ読みすると、面白すぎです。

 

タイトルの「愛は技術」は、まえがきで川崎さんが書いているので、ネタバレしてもいいのかな?と思い書きますが、エーリッヒ・フロムの「愛するということ」の中に出てくる「愛は技術であり、才能ではない」に衝撃を受けて、川崎さんが変わったところから取ったよう。欧米育ちの私には、「女性は男性に選ばれてこそ価値がある」と思ったことはなく、「へ~、同年代の日本育ち女性ってそんな風に思っていたのね~」と、なぜかここで日本文化の解説を受けている気分になってしまいました。

 

ところで、川崎さんとの出会いは、もう15年以上も前。私がネット・エンジニアとして仕事をしていた若かりしときに、同年代で起業した人がいると、ある方からご紹介を受けたのですが、その時は、「ぎらぎらした人だなぁ~」という印象でした。当時は、お花畑から出てきたような(今でも浮世離れしていると言われますが)ふわふわしていた私は、川崎さんと共通項を見つけることもなく、知り合い以上の関係になることもないままでしたが、ここ最近、共通の友人が何人かいるため、Facebookなどでお見かけすることが多くなり、彼女のブログにはまりました。

 

さて、本題。この本、目次からして面白いです。最初からばーっと読んでいくのもアリですが、気になる章&項からピックアップして読んでも面白いです。

ちなみに私が面白いなぁと思ったいくつかの項をピックアップすると、こんな感じです。

  • 「結婚向きのいい男」5つの条件
  • 「男性が脅威に感じる女性」5パターン
  • 男をダメにするキャリア女性たち
  • 「速攻で断るべき男」5つのタイプ
  • アラサ―女性に告ぐ「不倫おじさま撃退法
  • 薄情女の言い訳
  • 母親の呪縛~自己肯定できない女たち
  • 母と娘~女のケモノ道

 と、こんな感じで、目次を読んでいても、見出しが面白いです。

 

私の場合は、第1章~4章はあまり必要ないので(同じく、超年下男と一緒にいる私ですが、ここに出てくるケースはほぼ我が家には当てはまらない)、すでにブログでも読んでいるので、さら~っと読み(ながらも爆笑はしました)、第5章をじっくり読むスタイル。

 

私の周囲のアラサ―女子で、婚活中の方には、是非第1章と第2章は熟読することをおススメします。こういう視点があれば、ダメ男にひっかからず、無駄な時間を過ごすことなく、婚活ができると思います。

アラサ―・アラフォー女子から私もよく恋愛相談を受けますが、私の好みもパートナーも特殊すぎて、まったく参考にならないので、これからは、川崎さんのこの本を読むようにススメます!

 

さて、結婚をして、幸せな生活を送っているわ~という方には、第5章がおススメです。私はこの章を3回も読み返してしまいました。例えば、「無条件の愛と支配」からはじまるこの章、「人間に支配欲があるということ、そこから目を逸らさないことも重要」と書かれていて、ハッとさせられました。「私が今やっているこの行動、これは、愛?それとも支配?」俯瞰的にとらえていかないと、いつの間にか、押しつけてしまっていることになるのになかなか気づかないことだから、なおさら、こうやってビシっと言ってもらえる鞭のような存在の本がありがたいです。これから子供が生まれる私は、ホントに気をつけないといけないわぁ~と、日記にメモるのでした。

 

そして、私たちの年代が集まると(川崎さんと私はくしくも同学年)必ず話題にのぼる「母と娘」の関係にも言及しています。自分の中のもやもや感を言葉にしてもらえてるなぁと思う一方、答えを出すのは簡単なことではないので、いろいろな人の考え方を参考に、自分ならではの答えを出していかねばならないモノだと改めて気づかせてもらいました。

 

「愛は技術」とタイトルにあるけれど、異性との恋愛だけでなく、自分も家族も社会もどう愛していけばいいのか言及している本だと思います。

 

深いテーマをとにかく面白く書いているので、GWに読む本をお探しの方!是非お手にとってみてください。

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