スミ・ジョー&ディミトリー・ホロストフスキー

Photo敬愛しているソプラノ歌手スミ・ジョーが出るので、めちゃくちゃ忙しいスケジュールをやりくりして、サントリーホールに無事駆け込みました。

ソプラノ:スミ・ジョー

バリトン:ディミトリー・ホロストフスキー

指揮:イオン・マリン

オーケストラ:ルーマニア国立ジョルジュ・エネスコ・フィルハーモニー


一幕

チャイコフスキー: 歌劇『エウゲニー・オネーギン』よりポロネーズ

ワーグナー:歌劇『タンホイザー』より「ああ,わがやさしの夕星よ」(DH)

オベール:歌劇『黒いドミノ』より「綺麗なイネスは誰にも人気」(SJ)

ダヴィッド:歌劇『ブラジルの真珠』より「ミゾリのクープレ」(SJ)

グノー:歌劇『ファウスト』より「門出を前に」(DH)

マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲

マスネ:歌劇『タイス』より「神父さま、あなたですのね!」(SJ & DH)


二幕

ヴェルディ:歌劇『運命の力』より序曲

J.シュトラウス2世:春の声 (SJ)

ルビンシュテイン:歌劇『悪魔』より「大気の海の上を」(DH)

タリアフェリ&ヴァレンテ:情熱 (DH)

レハール:オペレッタ『メリー・ウィドウ』より「唇は語らずとも」(SJ & DH)

エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番

ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』より「香炉はくゆり」(SJ)

ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「悪魔め、鬼め」(DH)

ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「日曜ごとに教会で」(SJ & DH)


(アンコール)

J.シュトラウス2世:オペレッタ『こうもり』から「侯爵様、あなたのようなお方は」

ロシア民謡:黒い瞳

モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』から「お手をどうぞ」

スミ・ジョーは、最近不調と言われているので、心配していたのだけれど、本当に不調だった。オケもあまり良くなかったとは思うのだけれど、全然頭声が使えて無くて、声がオケにかき消されてしまい、自慢のコロのカデンツァも全く聞こえない!!
やはり、若い頃から無理して歌ってきているから、年齢的に、デセイが苦労したように、天才と呼ばれたスミ・ジョーも苦労しているのでしょうか!? デセイが、メットで夢遊病で大ヒットを出したのは、声帯にポリープが出来手術をして、その後、ボイストレーナーを変えて、歌い方を変えたからなのですが、スミ・ジョーもどうかその美声をなくさないよう、喉に優しい歌い方に変えられますように、祈るばかりのコンサートでした。
彼女の3着目のマーメードの白い衣装がとても素敵! 私もあぁいう衣装を着こなせるようになりたいと(比べるのに無理があるのは百も承知!)思いました。やはりドレスも観客を楽しませる要因の1つですね。
想像以上にホロストフスキーが良かったです! もしかして、痩せました!? かっこ良かった上に、歌がいい。「Le Perle Du Bresil」の「Couplets du Mysoli」は、思わず涙が出てしまいました。アンコールの「黒い瞳」もすごく良かったです。
自分の勉強の為に、ソプラノばかり見ていますが、たまには、バリトンもいいですね!
それにしても、スミ・ジョーの不調には、心が痛みます。歌手ならば、誰でも通る道なのは分かっていますが、どうかいい方向で乗り切ることができますように。


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