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Photo蜷川実花さんが編集長をやった「流行通信 GIRL  2007-08」。店頭で見つけて、「この金額でこの企画内容、絶対買い!!」と即ゲット。
#10月に出たものを今頃買ってる私ですが... 昨年11月よりいろいろありすぎて、ゆっくり本屋で遊べてなかったのが敗因!?
同年代とは思えないほどパワフルな方々がたくさん出ていて、(蜷川実花さんがその筆頭ですが!)、しかもガーリーな雑誌ってなんでこんなに格好良くできちゃうんでしょう!と思うくらい、パワーを貰える雑誌!!
意外だとよく言われるのですが、ファッション誌もコスメ誌も大好きで、かなり読んでいます(笑)。藤巻(弟)氏ほどではありませんが、ビジネス誌も含めると、月間数十冊は目を通しています。特に、最近、不況のはずの出版業界で、創刊誌ブームなので、あれこれついついチェック。こういうときに、マンガ喫茶は役に立つ。
そんな出版業界ですが、その陰でひっそりと姿を消していく雑誌も多く、この業界も難しいなぁ...と思わざるを得ない。特に、広告目当ての創刊誌(と公言するとおしかりを受けそうですが)が多い中、いい雑誌が生き残るわけではないので、つくづく、ビジネスモデルの成り立たせ方をどうすべきなのかと考え込んでしまう訳です。
#一応、雑誌見ながらこういうこと「も」考えてはおります(笑)
いい雑誌や面白い雑誌が生き残る訳ではないのは、20代のワーキングガール向けの「Luci」や、『凄い女になりたいですか? それとも・・・・・・ あなたに必要なのは「若さ」じゃなくて「テクニック」』とすごーいコピーで登場したニキータが休刊したことがちょっとショックだったからかも。ニキータは、部数は出ないだろうけど、あぁいう雑誌が存在することそのものがおもしろかったのになぁ...。
流行通信GIRLに話を戻すと... きっと、今ひとつだった流行通信をもっとBREAKさせるには!?ということで、蜷川実花さんという凄い人を編集長に持ってくることで、究極のガーリーを実現し、販売アップをねらったのでは無いかと思うのです。季刊誌ならアリな戦略ですよね? あるいは、彼女クラスの人を次々と編集長として登用し、その違いを並べてみると面白い!というコンセプトに持っていくのか!? こういう特別号や特集号をどうやって本家本元の流行通信の売上に反映させるのか、今後INFASパブリケーションズがどういう手を打つのかに興味津々です。
特集で面白かったのは、「今、目指すべきはプチ[E:heart]ファムファタール」。蜷川実花さん直伝の8か条が、どれもなるほどなぁ...と思うコメント付きで、説得力あり。

その壱:精神的にも経済的にも自立すべし
その弐:女力は気合いと努力
その参:やわらかい強さを
その四:自己きれいベストを更新すべし
その五:いつでも男を捨てられる女になれ
その六:女子にはかっこよく、男子にはかわいく頼る
その七:いくつになっても女子であれ
その八:欲しい物はすべて手に入れるべく努力すべし

彼女はビジネスパーソンだなぁと思うのは、こういうことを書いた後に、きちんと「広告宣伝費」につながるページを連動させているところ。無意識なのか意識的なのか分からないけれど、こういう作りにすれば絶対にお金も入るから、いくら中身にお金かけようが、最終的にはPAYする。「プラダを着た悪魔」にも通ずるモノですが。
どんなビジネスでもそうだけれど、PAYしなければ生き残っていけない雑誌業界の中で、いい雑誌であり続けるための企画、中身作りって、こうであるべし、っていうのを具現化している雑誌なんですね。読者も楽しめて、編集部も楽しめる。これぞwin-winの関係なり。
...最後はビジネス的なところに落としちゃいましたが、1読者として、すご〜く楽しめる雑誌でした。永久保存版にしよう♩

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