(Art)ドビュッシー、音楽と美術@ブリヂストン美術館
ブリヂストン美術館開館60周年記念 オルセー美術館、オランジュリー美術館共同企画「ドビュッシー、音楽と美術」を観に、ブリヂストン美術館へ行きました。
ブリヂストン美術館が青い壁になっていて、ちょっとびっくり !(・oノ)ノ
違う世界が待っているのか!?
と、ちょっぴり、わくわく。
中の展示は次のような順での展示でした。
第1章 ドビュッシー、音楽と美術
第2章 《選ばれし乙女》の時代
第3章 美術愛好家との交流―ルロール、ショーソン、フォンテーヌ
第4章 アール・ヌーヴォーとジャポニズム
第5章 古代への回帰
第6章 《ペレアスとメリザンド》
第7章 《聖セバスチャンの殉教》《遊戯》
第8章 美術と文学と音楽の親和性
第9章 霊感源としての自然ーノクターン、海景、風景
第10章 新しい世界
音楽と絵画と文学の交わるところ。いつも私が興味を持っているところなので、とっても楽しめる展覧会でした。特に、ドビュッシー初期の代表作「選ばれし乙女」は、イギリスの画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティの詩「選ばれし乙女」に共感して作曲されたものなのは、有名ですが、その作品だけでなく、当時の画家たちの描く「女性像」がドビュッシーに与えた影響も見ることができた点は、「腹に落ちる」展示会。
#なんか表現が男っぽいですが~
ジャポニスムのところでは、かの有名な北斎の冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏だけでなく、歌川広重の東海道五十三次や名所江戸百景など、浮世絵もいろいろとあり。
「海」の楽譜の表紙になっている北斎もどきの実物をはじめてみました。「お~、これが、噂の~~」と、ちょっぴり感動。
第5章に出てくる「古代への回帰」では、ドビュッシーの不朽の名作「牧神の午後への前奏曲」(1891-94年)や「ビリティスの3つの歌」(1897-98年)、「デルフィの舞姫」(1909-10年)が取り上げられているのですが、私としては「 ビリティスの3つの歌」関連の展示が一番良かったです。(個人的趣味なだけなんですが)
ドビュッシーが唯一残した歌劇「ペレアスとメリザンド」は、もっと私が食いつくかなぁ?と思ったのですが、なんだか最近ドビュッシーというと、ピアノ曲ばかりが頭を流れており、今回は、それほど食いつかない自分に驚きます。
音楽の趣味もそうですが、美術の趣味も、その時々の自分の傾倒しているものに影響されるんだわ~
今更ながらにしみじみと感じてしまった展覧会でした。10月14日までですので、ご興味のある方はお早目に!!
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