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Nasa先日レビューを書きますと言ったもう1冊がこの本「NASAのチームビルディング〜組織パフォーマンスに革命を起こす「4-Dシステム」〜」です。

内容(「BOOK」データベースより)
スペース・シャトルの打ち上げ、国際宇宙ステーションの運用、アポロ17号以来となる月面探査計画―国家的プロジェクト・チームのパフォーマンスを劇的に向上させた「4‐Dシステム」とは?世界最先端の技術力を持つNASAの組織マネジメントが今、明らかに―。

以前からNASAに勤めていた知人から4-Dシステムについては聞いていたので、本を見つけたときに、早速購入。
多くのチームビルディングに関する書物を読んだり講義を受けてきましたが、今までなんとなく、技術集団にはこれは当てはまらないなぁ、など、思うところあったのですが、この4-Dシステムは、NASAで使われているとだけあって、技術者集団にも効果が出るだろうと思ったところが、他のチームビルディング論と大きく異なる点です。
この本は4-DシステムのPRのために書かれている部分が多いため、気をつけて読まないと「なんだ売り込みか」と思ってしまうのですが、実に深い中身が書いてあるので、「はい、はい、ここはPRね。じゃあ、数ページは軽く読み流そう」としながら読んで行くと、とっても身になりますので、読んでみようと思われた方は、その点を十分意識しながら、読むべきところと、そうでないところを見きわめてください。
いろいろと引用したいところはあるのですが、一番なるほどなぁと思ったのは、第16章の「望みどおりの未来を作り出す」という章でしょうか。中でも「問題解決vsクリエイティビティ」のセクションは、コンサルタントだけでなく、多くのビジネスパーソンに読んでいただきたいセクションです。書かれている内容は至極真っ当なことなのですが、仕事の場面では多かれ少なかれ誰もが直面することがあるトピックスです。私は元々エンジニアだったこともあり、「問題解決 & クリエイティビティ」と、vsではなく&で考えることが多いのですが、「なるほど、そういうふうに考えるのか」と、自分の過去の出来事を考えながら、今回この16章で出てきたことを考え直してみると、納得できることが多くありました。情報の機密性から、詳細な内容は書けないのですが、この本を読みながら、過去を振り返り、学びがもっとも多かったセクションです。


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