【音楽】モーツァルト ミサ・ブレヴィス ハ長調KV258「シュパウル・ミサ」
1月27日のモーツァルトの誕生日の週の日曜日は、モーツァルト ミサ・ブレヴィス ハ長調KV258「シュパウル・ミサ」(Mozart C Dur K 258 Piccolomini-Messe)がシュテファン寺院でミサのときに演奏されます。
小雨の降る中、とっても寒かったのですが、やはりモーツァルトウィークに聞いておきたいと思い、早起きをして、シュテファン寺院へ。
さすがにすごく寒いので、全員コート姿でマフラーを巻き付け、帽子をとらないでミサに参加している人も数多く居ました。オルガンの方もコートを着たまま演奏。確かにこれだけ寒いとコートを着ずに演奏できないものね。昨日も「え?こんな格好で歌っていいんですか!?」という格好で、そのままコーラスに加えられてしまったけれど、寒いとそれが当たり前なんですね。
Piccolomini-Messeは、モーツァルト20歳頃の作品。ケッヘル6版では1776年12月に、タイソン版では1775年12月になっているのですが、配られた資料によると、最近の研究でオットー・ビーバ博士 (Prof.Dr.Otto Biba)が1775年12月と推測しているので、こちらでは、1775年12月としています、と書かれていて、丁寧に資料を書くなぁと、曲を聞く前から、資料に感動。
さらに、なぜ”Piccolomini-Messe”という名前になったかの言われを短く紹介していて、「シュパウル・ミサ」と日本語ではよく標記されているのですが、”Piccolomini-Messe”の名前がついた理由も納得。Wiener Hofmusikkapelleのレパートリーだったサリエリの”Kaiser und Königskrönungen”よりも短かったからという理由のよう。(そこまでドイツ語を読みこなせているか自分のドイツ語力がちょっと不安だけれど、多分これであっていると思います)
...と、ミサの始まる前から、なんだかドイツ語と格闘している私でしたが、想像以上にミサはシンプルで、他のモーツァルトのミサ曲だったら、物足りない?と思ったのかもしれないのですが、シンプルさゆえに、KV258が合っていたのではないかと思いました。
「運命の力」を見たときに、日曜日はミサ曲で心を洗われると良いと言われたことを思い出し、ミサの後は、静かにしております。
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