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Volksoper今朝は、朝からとてもアホなことをしでかし、多くの人を巻き込んでの大騒ぎ。
もともとおっちょこちょいで、突発トラブルには弱いので、なるべくトラブルにならないように、いろいろとプランをして生活しているはずなのですが、最近、何かに熱中しだすと、いろいろと忘れちゃったり、よく見てなかったり... 何やってるんだ、私...と、突っ込みを入れたくなる程、おバカです。
反省はとてもしているのですが...周囲の皆様が暖かく助けてくれるので、今は甘えさせてもらっています。(期限付きでやってるつもりなので、そのうち、また、しっかりします!)
そんなことがあったので、お出かけはできないかなと思っていたのですが、La Cenerentolaのチケットを買っていたので、どうしても具合が悪くなったら退席すればいいと気楽に考え(3時間のオペラで1回しかインターミッションはないのは分かっていましたが)、Volksoperまでお出かけ。
30分もかからず行けるところなんですが、リンクの外にあるせいか、「Volksoper遠いよね」と言ってしまう程、コンパクトな街で生活していると、時間感覚も距離感覚もどんどん狂って行きます。
Photoロッシーニのオペラ「チェネレントラ」(La Cenerentola)は、水曜日に観に行く予定の「セヴィリアの理髪師」の翌年に書かれたロッシーニ25歳のときの作品。童話のシンデレラがベースです。
3週間でちゃちゃっと仕上げた作品らしいですが、ロッシーニの素晴らしい早口言葉ソングと、ドタバタ劇と、あり得ない程のアジリタをちりばめて、素晴らしい重唱も多い作品で、実は、とても好きな作品です。
多分、自分がロッシーニを歌ってなかったら、好きになっていなかった作品だろうなぁ〜。どれだけこのロッシーニを歌うのが大変なのか、そして、ドタバタしながら、それを歌うのがもっと大変なのか、身を持って分かっているからだと思うのですが... 相変わらず毎日のように、「パエールとロッシーニの声楽教本」をまじめに歌ってますが、コロラトゥーラとアジリタ技巧を身につけるのは、とっても大変。ソロでも大変なのに、これを重唱で歌っちゃうって、ホント、すごいことです。
今回もドタバタ劇を繰り広げながら、げらげら笑える舞台に! まじめにあのドタバタ劇をやりながら、ロッシーニのアジリタを歌うなんて、すごすぎます。相変わらず本筋で無いところで感動しちゃう私。
ちょっと残念だったのは、クロリンダやティスベほど、どたばたしていないのだから、アンジェリーナ役の方は、もう少しがんばって欲しかったな〜〜。「Nacqui all’affanno e al pianto」をはじめ、ピッチ外れてたり、アジリタそれミスってまっせ、と、観客にバレバレなのはちょっとまずいんでは!? ビブラートのかかり方は、好みだと思いますが。
そういえば、この舞台、平野さんがアリドーロ役で出ています! 
甘い声が素敵だわぁ〜
ロッシーニ・クレシェンドを聞くとわくわくする。それをきっちり舞台もコスチュームも歌手もオケもやる。細かいところでクレームをつけようと思えばいくらでもつけられるんですが、全体としてのまとめ方や、舞台を支えているすべての人のプロ意識の高さにブラボー! 

Cast
Inszenierung | Achim Freyer
Bühnenbild | Maria-Elena Amos
Kostüme | Maria-Elena Amos
Dramaturgie | Klaus-Peter Kehr
Licht | Kurt-Rüdiger Wogatzke
Choreinstudierung | Thomas Böttcher

Dirigent | Enrico Dovico
Don Ramiro | Jörg Schneider
Dandini | Dominik Köninger
Don Magnifico | Noé Colin
Angelina | Lysianne Tremblay
Clorinda | Elisabeth Schwarz
Tisbe | Elvira Soukop
Alidoro | Yasushi Hirano

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