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Photoシルク・ドゥ・ソレイユの「ドラリオン」を観てきました。
シルク・ドゥ・ソレイユは、前にアレグリア2を観たときに書いたかもしれませんが、子供の頃にアメリカでショーを観ていて、その時に、連れて行ってくれた方が「これは子供のためのサーカスではない。大人も楽しめる究極のエンターテイメントだ」とおっしゃっていたことが記憶に焼き付いています。木下大サーカス、ボリショイ・サーカスをはじめ、数々のサーカスを観に連れて行ってもらった記憶があるのですが、その中でもシルク・ドゥ・ソレイユの公演はサイコーに楽しかったです。
帰国後、アレグリアが行われていることを知り、アレグリアを観に行った後、キダム、アレグリア2、ドラリオンとシルク・ドゥ・ソレイユの公演が日本で行われる度に観に行っています。
今回は、なんと1列目の席をゲットできて、とてもいい場所で観ることができました。

 「ドラリオン」は、「空」「水」「火」「土」4つの要素をキーワードに、トゥシューズを履いた女性たちが電球の上に立って技を繰り広げる「バレエ・オン・ライト」、6人の男性が長さ4.8メートル、重さ7.5キロの棒を操る「バンブー・ポールズ」、2組のカップルが2つの空中ブランコに乗りながら、交互にキャッチャーのもとに飛び移る「ダブル・トラピス」、鮮やかなコスチュームを着用したアーティストたちが3階建ての人間ピラミッドを作ったまま長縄を飛ぶ「スキッピング・ロープ」など12のステージを展開する。

ドラリオンは、ドラゴンとライオンの癒合とか。上記の説明にあるように、4つのエレメントを中心に、中国文化にインスパイアされた演出になっていました。
前回のアレグリア2よりもさらに技に磨きがかかっているように思いました。ハーネスなしの空中技が多くて、ホントにドキドキしました。
一番前だったから、ミスをしたときの表情までも見えてしまったので、よけいに生々しい舞台の上の出来事を見てしまったようにも思うのですが、ミスをしても、一瞬悲しそうな顔をするのですが、周囲に励まされ(?どつかれてる場合もあるかもしれませんが)、一生懸命やり遂げる。
一緒に行った友人と帰り道に話していたのですが、彼らのプロフェッショナリズムがすごい。一瞬の踏切誤りやタイミングのずれが大きな事故につながる。ミスを恐れる気持ちもあるのでしょうが、果敢に挑戦していき、ミスっても、人に気づかれないように、リカバーをはかり、舞台を進行させていく。
ホントにすごい。自分は甘いなぁとここでも思わざるを得ませんでした。
「バレエ・オン・ライト」では、危うくタワーが崩れそうになった瞬間があったのですが、左後方のサポート役の子が崩れそうになるセンターの子に向かって何か一言いった瞬間、彼女がぐぐっと立ち上がって、タワーが崩れずに無事パフォーマンスができました。なんと言われたのかは分からないのだけれど、そこで、体中の筋肉をぶるぶるふるわせながらも持ちこたえたセンターの子。すごいです。
大縄跳びで。ひっかけてしまって縄をとめてしまった男の子。悲しそうな表情をした後、仲間が邪魔になるからと縄を蹴飛ばしたため、さらに悲しい顔を見せた。しかし振り返った瞬間、笑顔に戻ってパフォーマンスをしている。
ひやひやモノの技が決まったときには、ホントに嬉しそうにガッツポーズを取ったり、大声をあげたり。そういうところも、ホントに良かったです。
私も明日からがんばろう!(今日から!?なんでしょうけど)
元気をいっぱい貰えたステージでした。
ところで、ドラリオンのメンバーに日本人の人が1人います。最初はお客さんに混ざっていて、「お客さんが絡まれているの!?」と思ったのですが、おかしいなぁと思うところは何カ所かあったんですけど、途中まですっかりだまされてしまっていました。会場の多くの方がそうだったんじゃないでしょうか!?  おどおどした観客の日本人役、すっごい上手でした。あの人はいったい誰なのでしょうか!?


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