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今週のテーマは「共創のリアル」。

AI、通商、気候テック、ガバナンス——今週は、「誰と、どう未来をつくるのか」という問いが、あらゆる領域で浮かび上がりました。変化を恐れるか、変化とともに“変われる”自分を育てるか。共創とは、他者や技術とつながる力であると同時に、自らの問いを深める勇気でもあります。4つのPickを軸に、今週の知的ジャグリングをお届けします。

【現実】なぜ「会社にAIを導入したのに誰も使わない」のか
(NewsPicks編集部/2025/04/02)

AI活用のカギは、「制度」より「文化」。幹部が自然体で使いこなし、会話の中で“AIで壁打ちした?”と問いかけるような空気が、組織を変えていきます。ただし、その文化の定着には、“自分の働き方を変える”という創造のステップが必要です。うまくいっている人のやり方を真似てみる——そんな“知的な泥くささ”が、変化を現場で根づかせる鍵になるのだと思います。

【完全理解】ついに来た、究極の関税。次のシナリオは
(NewsPicks編集部/2025/04/04)

今回の「トランプ関税」は、通商の論理を越えて、国家の再構築という視点を浮き彫りにしました。ただし、強硬な手段は、世界経済の混乱を招きかねません。日本に求められるのは、対立の中で“実利”を引き出す冷静な戦略。米国産米の関税緩和で自動車関税を回避するなど、カードの切り方次第で未来は変わります。問われているのは、「批判」ではなく「提案」でテーブルを動かす力です。

🧠 ジャグリングポイント:通商×交渉力×未来志向
→ 通商外交は、「守る」ではなく「共に創る」ための提案力が要になる。

ディカプリオら著名人が890億円出資の「気候テック」新興が破産申請
(Forbes JAPAN/2025/04/03)

気候テックの破綻は、資金の問題だけでなく、“設計倫理の不在”を示しています。制度の未整備、クレジットの信頼性欠如、創業者の不正……。私たちは今、「倫理と透明性」を理想論ではなく、“実装するべき仕組み”として考え直す時に来ています。ブロックチェーンによる透明性、第三者の監査、利益相反の開示——信頼される市場は、こうした仕組みの上にこそ成り立ちます。

🧠 ジャグリングポイント:気候×資本主義×設計倫理
→ 理想を現実に変えるには、ルールと仕組みを“倫理ごと”デザインする力が必要。

オープンAIアルトマン氏解任劇の真相
(The Wall Street Journal/2025/04/02)

OpenAIの解任劇は、「誰がAIの未来を決めるのか」という問いを突きつけました。非営利から始まり、営利化に向かった組織が直面したのは、ビジョンと制度、倫理と資本のねじれです。カリスマが戻ったことは一時の安定に見えますが、本当に問われるのは、「制度として、どう透明性と信頼を担保するか」。AI時代の統治とは、未来を設計する力であり、同時にそれを信じられる構造をつくる力です。

🧠 ジャグリングポイント:ガバナンス×透明性×制度設計
→ 「個」ではなく「構造」で支えるガバナンスが、AI時代の信頼基盤になる。

AI、通商、気候テック、ガバナンス——どの領域にも共通するのは、「変化を他人事にしない」という覚悟です。制度を整え、空気を育て、倫理を設計し、対話を挑む。共創とは、“答えを出す力”よりも、“問いを手放さず、誰と向き合うか”の姿勢にこそ宿ります。私たちはいま、変化のただ中で、信頼という未来を一緒に編んでいるのです。

来週もまた、社会を知的に読み解くヒントをお届けしていきます。

知を解きほぐし、問いを編もう。

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