思考力Excercise 19: コンビニ活用法
普段はスーパーで買い物派なので、宅配便を出したり、請求書を支払ったりする以外には、あまリコンビニで買い物はしないのですが、今の流行が一日でわかるので、10分以上のすきま時間が出来たら、コンビニヘ行くことにしています。すきま時間が5分でも日の前にコンビニがあれば迷わずに入ります。一週間以上、コンビニに寄ってなければ、駅から家までの間のコンビニに寄ってから家に帰ったりします。
近所のコンビニにはいつも寄っている、という方も多いと思いますが、コンビニの場所によって置いている品が違ったり、コンビニのチェーンによって置いている品物が異なっていたりするので、できるだけいろいろなコンビニに行くことをお勧めしています。
まず、コンビニに入ったら、ぐるっと一周まわってみます。まわりながら、どんなお客さんがいるのか、どんな商品があるのか、どんなプロモーションをどこで展開しているのかをざっとチェックします。お客さんの層をチェックするのは、地域によって利用者の層が違うからです。どんな人たちがどんなモノを置いているコンビニに来て買い物をしているのかを知ることで、置いてあるモノのターゲット顧客が誰であるかだいたいわかります。
さて、ぐるっと一周まわってみると、他のコンビニと比べて違う商品や新商品が入っていることに気づくので、一周し終わった後、それらがどんな商品なのかを詳しく手に取って調べてみます。その際、誰がその商品を販売し、製造しているのかも、ラベルを見てチェック。
私がラベルを見るようになったのは、以前、コンビニで健康食品を購入するために、ある商品を手に取ってみてからです。何気なくラベルを見て他の商品と比べていると、販売会社は違うのに、製造元が全部同じことに気がついたのです。ラベルをさらによく読んでみると、流行の特許成分が入っている商品。この成分はきっとこの製造元が特許をとったに違いないと思い、自宅に戻って調べてみました。すると、ある外国企業が特許を持っているのですが、その企業と国内での独占販売契約を結んでいることがわかりました。こうして、業界構造及びプレイヤーがわかったのがすごく面白かったので、以来、ラベルをチェックしています。
また、雑誌や書籍のコーナーは丹念にチェックします。書籍は旬のものでそのコンビニに来るターダットセグメント向けのものしか置くスペースがないので、どういうものが置かれているのかを読みとることで、「このエリアに来る人は本を読むならこのレベルでこんなトピックのものを読んでいる」というのが一日でわかるからです。また、最近は新しい雑誌などが次々と創刊される中、短期間で終了してしまう雑誌も多くあるので、コンビニではどういう雑誌が売れそうなのか、どういう雑誌が売れなさそうなのかという情報源にもなっています。
コンビニ店内のチェックが終わり、10回に1回くらいはコンビニを出る前に、飲み物やキャンディーなどの小物を買うために、レジヘ向かいます。これは、レジで何か新しいサ―ビスを展開していないかの確認のためです。新しいサービスがありそうなら、そのパンフレットを貰って帰ります。
わずか5〜10分の時間ですが、非常に多くのことを発見できるし、気づく力を養う練習にもなります。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。