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ニッケルアレルギーが発覚して早2年半くらいになり、その他ニッケル以外が原因の食物アレルギー・薬物アレルギーがたくさん見つかり、もはやエピペンなしでは生きていけないのですが、そんな中でも、いろいろと調べて、実験(自分の体で人体実験!)しながら、食べられるものや、食べる間隔を調整しながら、意外とフツーの暮らしをしています。

 

とはいえ、10月に出張で行ったフランスから帰国後は、出張中の不摂生な食生活がたたり、11月は酷い蕁麻疹と湿疹に悩まされ、「完全除去する~」と言って、しばらく白米に塩という残念な食生活を送っていました。おかげでかなり肌はキレイに復活してきていて、最近メディアインタビューが多く、写真を撮ってもらう機会が増えているのですが、そこでも「この湿疹なんとか隠せない?」と言われることがなくなりました。(ほっ)

 

海外出張中に、フランス人&ドイツ人のニッケルアレルギーもちの同僚が教えてくれたのが、「ディンケル(スペルト)小麦」。ニッケルアレルギーで禁止されている食品の1つに小麦粉がありますが、このディンケル小麦は、アレルギーが出にくいということで、ドイツの医療機関でも食事に使われているものだそう。

 

以前からディンケル小麦(ドイツ語ではディンケル、スペイン語ではスペルト、イタリア語ではファッロ、スイスではスペルツと呼ばれているそうです。単語は違えど同じ小麦を指しています)は知っていたのですが、ニッケルアレルギーにも効果があるとは知らなかった~~ 

なぜ以前から知っていたかというと、表参道ヒルズの地下3Fにある、レーゼンヴァルトが出来たころに通っていたからです。ドイツ中世薬草学の祖ヒルデガルトの魔女の作ったドイツ自然料理のお店が珍しくって、お友達と女子会をよくやってたんですね。

 

話は脱線しましたが、さっそく、このディンケル小麦が、私の体にどこまで使えるか、人体実験スタート。

penne farro

ゲットしたのは、alce neroというイタリアのメーカーのオーガニックで100%ファッロのペンネ。

近所のスーパーに580円で売っていました。

はっきり言って、味はイマイチ。

9000年以上昔から栽培されている古代麦で、品種改良がくわえられていないため、もちろん味の方も改良は加えられていません(笑)

皮が非常に硬いそうで、汚染物質や昆虫から、内部の穀粒を守ることから、化学肥料も殺虫剤も使わなくてもすむようなものなんですって。

小麦アレルギーを持っている人が食べても85-90%は発症しないと言われていますが、ニッケルアレルギーは土壌に含まれるニッケルが植物を通じて人体に入ってアレルギーを起こすので、そのあたりはどうなのかなぁ~と思いながらも、食べてみました(笑)

アレルギー症状の反応を見るために、数日続けて複数回食べてみて、2週間後チェックしてみました。
注:ニッケルアレルギーは蕁麻疹や湿疹が出始めるのが約2週間かかる遅延型アレルギーのため

結果、アレルギー症状は出なかったので、どうやらコレは大丈夫そう。

私はお米にもアレルギーがあるのですが、担当医の臨床経験上では、白米(玄米はドンピシャでますが!)はほぼアレルギーが起きないので、お米は食べられると言われて、白米を食べています。このディンケル小麦のパスタも、結果は同じような感じでしょうか。たぶん血液検査をするとアレルギーと出るんだろうけど、食して私は問題なさそうです。

担当医の先生からは、「大丈夫そうだけど、ヤバいと思ったら絶対食べないでね~」と注意はされました。

こうして食べられるもののバリエーションが増えるというのは、実にありがたいことではあります。

注:読者の皆様、アレルギーをお持ちの場合は担当医と相談の上、担当医の指導の下、食物除去やテストをしてください。

 

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  • コメント ( 1 )

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  1. 松本 敏史

    アレルギーで悩んでいらっしゃる方多いですね。 
    私の身内にも小麦アレルギーが居りまして、いろいろと調べましたら結構な数の方々が・・何とか力になれないか?  そこでドイツまで行って育種研究農場でスペルト小麦の種を分けて貰って 現在北海道の十勝地区・富良野地区・当別町・今金町などで育てていますよ。

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