理工系女子学生向けキャリアイベントで講演しました

kawaiixscience-conf14日の水曜日の夜は、理工系女子学生向けキャリアイベントで、講演&パネルディスカッションでした。

 

”理工系女子による理工系女子のためのキャリア戦略講座” ということで、工学修士でエンジニア出身の私が、どういうキャリアを築いてきたかをお話させていただいた後、グーグルでテクニカルアカウントマネジャーをしている長谷川友香さん(情報系の修士)と沖縄科学技術大学院大学で海洋研究支援コーディネーターをしている長谷川祐子さん(理学博士)と3人でパネルディスカッションを行いました。

 

理工系女子学生の皆さんからは、たくさんの質問が出てきたのですが、「社会人になると仕事一筋にならなければいけないのか?」ということに関連する質問が多かったのに驚きました。仕事以外に何もできなくなるんじゃないかという不安から出てくる質問なのでしょう。そんなことはなく、長谷川裕子さんは、沖縄に移ってからはプライベートも充実しているとお話をされいて、私自身は仕事をしながら、声楽家としての活動も20年以上やってきています。社会人になると突然物事が変わるのではなく、学生時代の期末試験や修論書いているときと変わらず、忙しいときは仕事が中心になるし、そうでないときは、プライベートを楽しむ余裕もあるし、毎日両方満足いくようにはできなくても、ある程度の期間で考えると、バランスは取れるのです。

present_bosch第3部は、企業と学生の座談会で、企業の方々にいろいろと学生が質問できる場でした。

グーグル、マイクロソフト、グノシー、フューチャーアーキテクト、ボッシュ、イーブック、沖縄科学技術大学院大学、サイバーエージェントの方々がいらっしゃって、熱心に学生の質問に答えていました。また、ちょっとしたお土産も配っていました!

女子の間で話題になっていたのが、ボッシュのハリボー(写真右)。ホッカイロ(写真左)もかわいい!

私も貰いに走ってしまいました(笑)

 

B2Bの企業は、なかなか学生にどんな会社なのか、どういう仕事をしているのかと理解してもらいにくいのですが、社会に出ると、B2Bのすごい会社がたくさんあることに気づきます。

今回いらしている企業では、ボッシュもフューチャーアーキテクトも”すごい!”会社です。また、マイクロソフトは、Office以外に、様々な領域(たとえば私が最近多く手がけている医療の領域など)に進出していて、B2C以外にB2Bでもビジネスを大きく展開しています。そういうことが、学生の皆さんに少しでも伝わったらいいなぁと思いました。

私はB2Bの企業にばかり勤めてきたのですが、トレーニングがしっかりしていて、会社が社会インフラの一部のようになっているところも多いので、B2Cの企業だけでなく、是非B2Bの企業も学生の皆さんには受けてもらいたいなぁと思います。ところで、フューチャーアーキテクトはちょっと先輩(新卒で入社して、数年たって現場で活躍している女性)が同席していて、学生がイメージ湧きやすかったのではないでしょうか。

 

それにしても、私は大学院を卒業してから約20年。新卒の就活も20年前になってしまいました。自分が新卒で就活したときに、200社以上から返事すら来ないことがあったのですが、そんなときに「私はもう社会から必要となんてされていないんだ」と絶望したことをだいぶ忘れかけています。あの頃の日記を読み返すと、鬱病!?と思うくらい就活に悩んでいました。当時は就職超氷河期だったので、私だけが経験したことではないのですが。それにも関わらず、今回、就活に悩んでいる学生から「ぜんぜん、最終選考に残らないので、もう無理だと思うんです!」と言われても、「大丈夫、大丈夫。あなたに合う会社が見つかる!結婚みたいなものよ!」と返してしまっていたので、もう少し自分の若いころのあの苦労を思い出して、その時、どうやってそこから抜け出したのか、具体的なアドバイスをすべきだと反省しました。

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