BLOG

ブログ

Photo_2最終日に間に合いました。Bunkamuraで開催している国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展 に行って来ました。

最近ロシアにのめり込んでいるので、見に行かないわけにいかない!と言いながら、行ったのが、最終日。

間に合ってよかった。。。 

19世紀後半から20世紀初頭の混沌としたロシアを生きたイリヤ・レーピン(1844‐1930)は、近代ロシア絵画を代表するリアリズムの旗手と
して活躍しました。進歩的グループ「移動展派」に加わり、社会的矛盾を糾弾する作品や、革命運動をテーマにした作品を発表して名声を得たレーピンは、ロシアの民族精神を鼓舞する歴史画の大作や、深い洞察力で文化人等を描いた肖像画の傑作を描いた画家としても知られています。また一方で、家族などを描いた心
温まる作品にも注目したい画家です。
本展はロシア美術の殿堂であり、世界最大のレーピンのコレクションを誇るモスクワの国立トレチャコフ美術館より、画業の初期から晩年に至る様々なジャンルの油彩画と素描約80点により構成される、過去最大の本格的なレーピン回顧展です。

<ここがポイント>
優れた観察力と卓越した表現力により、写実主義を極めた画家レーピン。重厚なロシア文学の傑作を読むのに匹敵する感動が得られる、直球型の展覧会を是非堪能してください。(Bunkamuraウェブサイトより)

よくぞここまで持ってきたなぁ、やるな、東急!!

なんだか違うところにエールを送ってしまいました(笑)

ムソルグスキーの死の直前の肖像画を描いたレーピンをこんなにたくさん見られるなんて、幸せっ!

最近読み漁っているロシア関連の本で農奴制について書かれていると必ず出てくるのも、レーピンのボルガの船引き。こちらも来日していました!!! しかも、何度も描き直した作品のその経過が分かるように展示してあり、レーピンがその時何を見つめ、年を経ることで、見ている視点が変わっていたのが分かります。

「皇女ソフィヤ」の睨みつけるような、しかしその中に神々しさも感じる絵も来日してる!!

レーピンの西洋風でありながらも、「THE RUSSIA!」という作風。どこかに違和感を感じさせる、居心地の悪さを感じさせる、宝箱をひっくり返したような、身の詰まっている展覧会でした。

帰りに、大量のロシア関係の本をゲット。あぁ~、また本が増えてしまう…

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA