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よくコンサートにお越し下さる北岸経子さんが出品されていると伺い、渋谷のモンベルクラブで行われた「天彩会の水彩画(第五回)」を見に行きました。
絵は全然詳しくないので、見て、「好き」とか「キレイ」とか、知識がないので、見て感じることしかできないのですが、美術館へ行ったり、展示会へ行くのは好きなので、ちょこちょこ見に行っています。
しかし、水彩画だけを沢山みる機会があまりなかったので、
水彩なのにこんな色が出るの!?
とても驚きました。
色を重ねることで、水彩でも重厚感のある絵になるそうです。また、画用紙の元の色を残したまま写真ような絵を描いている方もいらして、それにもびっくり。
北岸さんの絵は、とてもきれいなブルーで、色の感じが他の方と違って、とてもイタリア的。フィレンツェに留学していたときに出会った「トスカーナブルー」を思い出させる、はっとしたブルーでした。
きれいな色はそれだけで人をとても幸せにするのですね。北岸さんの「見る人への心遣い」が感じられた作品です。
鈴木恵美子さんの描かれた「ウィーンの思い出」は、壁の黒の描かれ方が素晴らしくて、そして、「あるある、こういう光景、ウィーンにある!」と思い出を掻き立てる絵でした。自分の中だけでなく、人の記憶まで掻き立てる絵ってすごいなぁ〜〜。色のコントラストを見事に使っている作品だと思います。色は暗めで、南ヨーロッパと北ヨーロッパの色の違いというのを、北岸さんの作品と比べて感じました。
今井千代子さんの「バラの香り」と「コスモス」には、驚きました。これが水彩画? 写真じゃないの?と思う程、リアルに浮き上がって見える一輪のバラ。そのバラだけ手で掴めてしまいそうな感覚に、驚きました。
「アマチュアの方々が趣味で描いているのよ」と、北岸さんはおっしゃっていましたが、ル・サロン「パリ」などの国内外の公募展で受賞したり入選したりしている方々だそうで、アマチュア!?と、思う程すばらしい作品ばかりです。
素敵な時間が過ごせました。

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