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Photoリニューアルオープンした五島美術館。

再開した10月20日から本日11月18日までは新装開店記念名品展として奈良、平安の蔵書を公開し、11月6日からの後期展示では国宝である源氏物語絵巻も併せて公開されているということで、年に10日ほどしか見られないこの絵巻を見たいと、スケジュールをやりくりして、観に行きました。

九百年前の晩秋の名画がこうして現代によみがえる。

すごいなぁ。。。

これだけの時を経て、科学的な分析からこれはこういう絵であっただろうと推測できてしまうのだから。

「御法(みのり)」は物語の終盤を描いた美しい作品で、光源氏その人が登場している。

季節は秋。に上院で、光源氏最愛の妻、紫上が臥せっているところを見舞う光源氏、幼女の明石中宮のお姿。消えゆく命の儚さを嘆き、歌を詠みかわし、そして、紫の上が息を引き取るシーン。

日本人の美の原点がここにあるのだと、900年を経て当初の色彩が剥落、劣化していても、素晴らしいと思える作品でした。

展覧会の奈良、平安の蔵書の蔵書も素晴らしくて、書がこんなにも美しいものだと、改めて思いました。こちらも見ごたえのある素晴らしい展示でした。

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