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Hermitage_2012東京六本木の国立新美術館の開館5周年記念企画展として「大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年」 展が開催中。

昔、サンクトペテルブルグへエルミタージュ美術館へ行こうと思い、旅行のスケジュールを立てていたのですが、北欧に入った後、国境が封鎖されていることを知り、ロシアに入れず、断念。以来、行く機会をなかなか見つけられていなかったので、これは絶対見に行くぞ!!と、気合を入れていきました(笑)

めちゃくちゃ混んでいると聞いていましたが、チケットを買う列はそこまで混んでおらず、中は若干混んではいたものの、文化村でやっている「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」ほどは混んでおらず、見たいものはちゃんと説明文を読んでみることができるくらいでした。

16世紀から20世紀までの5世紀に渡る作品全89点を、以下のように、一世紀分ずつに区切った全5章に分けて展示しています。

第1章 16世紀 ルネサンス:人間の世紀   16点
第2章 17世紀 バロック:黄金の世紀    22点
第3章 18世紀 ロココと新古典派:革命の世紀   20点
第4章  19世紀 ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀   19点
第5章 20世紀 マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀   12点

西洋美術史をめぐる展覧会になっていて、見ごたえがあります。以下は、各章での私の一押しの作品です。

第1章では、バルトロメオ・スケドーニ 《風景の中のクピド》の意味深なまなざしにどっきり。どこを見ているんでしょう?? 

第2章は、ペーテル・パウル・ルーベンス 《虹のある風景》がやっぱり一番人気? パンフにも使われていたものです。

第3章は、オラース・ヴェルネ 《死の天使》がやはり私の中での1番。これは、以前どこかで見ているのだけれど、どこだか思い出せません。

第4章は、多分、一般的には、モネの《霧のウォータールー橋》を挙げるのでしょうが、私はなんといってもアンリ・ファンタン=ラトゥールの《水の妖精ナイアス》。今度歌うベルリオーズの「オフィーリアの死」の中に出てくるナイアスが、素晴らしく映画かれているからです。一緒に流れていっちゃいそう。

第5章は、こちらも一般的には、アンリ・マティス 《赤い部屋(赤のハーモニー)》のあげられるのでしょうが、私は「うーん… どれもあまり好みじゃない」。絵画って好みがはっきり出るなぁと改めて思いました。

300万点を持つエルミタージュの中から選ばれた89点と考えると、やっぱりロシアに見に行きたくなります。残りを実物で見てみたいです!!!

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