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41gt3ki7tvl_aa240_島本理生さんの「クローバー」を読みました。

等身大という言葉がぴったりの小説。

自信の無さからわがままに振舞う華子、エゴイスティックな自分を隠すための優しさで優柔不断に見える冬冶、華子に振り回されているように見えて、華子を振り回す熊野さん、純粋ででも人とのコミュニケーションをとるのが下手な雪村さん・・・ 

人間描写がすごくうまくて、でも、こういう人いるよな、こういう学生生活ってあったよなと、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれる島本さんらしい作品でした。

登場人物のその後の生活がどうなったのか、10年後に「その後」を読んでみたいです。

心の奥がぽわぁっと暖かくなる、初冬にオススメの小説です。

(総合評価:★★★★☆)

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  • コメント ( 1 )

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  1. クローバー 島本理生

    クローバー
    ■やぎっちょ書評
    いやいや。まいった。・・・好き!(キャッ)
    うんとね、この本はいろんな意味ですごかったなぁ。とは言っても、気がつけばあちき・・・島本理生さんの本全部読んでいるわけで、これまでの小説を知っているわけですよね。どうしてもその目線…….

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