カラマーゾフの兄弟 (光文社古典新訳文庫)
「カラマーゾフの兄弟」。今回は途中で放り出さずに読もう!と心に決め、書店で各出版社から出ているものを比較し、光文社古典新訳文庫のものに決めました。
新潮文庫と文字の大きさがほぼ同じなので、どうしようかなぁ〜と迷ったのですが、新潮文庫よりも光文社古典新訳文庫の方が、スペース感があり、読みやすいように思います。
しかも、亀山さんの訳がすごくいいです。
以前、サイモン・シンについて書いたときにも、青木さんの訳がいいという話を書きましたが(青木さんの訳じゃなければあそこまでいい本にはならなかったと思います。原文も読みましたが、私はあそこまで訳せる能力はなく、青木さんに脱帽)、この本も同じ。
カラマーゾフの兄弟は、高校時代に何度も読もうとしたのですが、共感できず、内容を面白いと思わず、しかも訳が良くなくてもれなく挫折。3度ばかり挫折をした後、放り出した本ですが、この亀山さんの訳がすごくいいので、今回は読み終えました!!!
虐待、差別、権力...
130年くらい前に書かれているのに、今の時代にも当てはまることばかり。人はそれほど進化できないのか!?と思いながら読みました。生きるって何だろう?自分のできることってなんだろう??
最近、いろいろなことに悩みを抱えながら生きているからか、最後はどうしてもそこに行き着いてしまうように思います。
(総合評価:★★★★★ 名作はやはり名作だった...)
雑感:超大作と言われる長編小説を読むのは体力が必要だとつくづく思いました。家に籠ってないで、ワークアウトしたりスポーツしたりして体力をつけないと、読みたい本も読めなくなる....
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