悪魔のピクニック―世界中の「禁断の果実」を食べ歩く
最近、周囲でよく話題に登る「悪魔のピクニック―世界中の「禁断の果実」を食べ歩く 」を読みました。
内容(早川書房より)
食べるなと言われると、食べたくなる!? 食を通じて、人間の欲望と社会・政治とのかかわりを解き明かすトラベルエッセイ
コカはコカインの原料として目の敵にされている。しかし、コカ茶を飲み、コカの葉を噛むボリビアでは、麻薬依存症の患者は驚くほど少ない。世界中のコカ畑をつぶしてしまえば、ドラッグ問題がほんとうに解決するのだろうか? 甘い香りが魅惑的なチョコレートも過去に禁止されていたことがある。フランス・バスク地方のバイヨンヌでは、ユダヤ人が従事したチョコレート売りが不条理にも禁止されていたという。 シンガポールでは、ポピーシードつきのクラッカーはごく微量のアヘンを含むという理由で、またガムは街を汚し地下鉄の運行を妨げるからと、禁止されている。ほかにも何かと禁止づくめの管理国家で著者が行なった大胆な実験とは……? フランスの生乳チーズやスペインのハムは、アメリカに持ちこむことができない。衛生面に問題があるというのだが、本当のところはどうなのか。かわりにホルモン剤を投与された家畜の肉や遺伝子組み換え食品のほうがいいわけではないだろうに……。 これら「禁断の果実」の生産者や愛好家のもとを訪れ、誰がどうして禁止したのか、そのことはわれわれに何をもたらしたのかを探り、変わることのない人間の欲望の本質と社会・政治とのかかわりを垣間見る。
食べて、食べて、食べまくる。そして、それにまつわる話を書いて、書いて、書きまくる。
そんな印象を受けました。
やってはいけないと言われれば、手を出してみたくなるのが人の常。
禁断の果実なのか、どうなのかは、本人が熟考し、結論を出すべきだなぁ。。。と思いました。
面白いエッセイです。
ちょっと仕事でテンパっているので、これからしばらくおとなしくなるかもしれません。ならないようにしたいものですが。
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