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Photo_5雨宮 処凛 さんの「ロスジェネはこう生きてきた」を読みました。

内容(「BOOK」データベースより)
派遣切り、ワーキングプア、いじめ、自傷、自殺…。こんなに若者たちが「生きづらい」時代があっただろうか。ロスジェネ=就職氷河期世代に属する著者が、生い立ちから現在までの軌跡と社会の動きを重ね合わせ、この息苦しさの根源に迫った書き下ろし力作。ロスジェネは何を思い、何を望んでいるのか?若者だけではなく全世代、必読の書。

ロスジェネ全体の生き方というよりは、著者自身の半生を振り返り、そのエピソードを紹介しながら、時代についての考察だと思いました。
同じロスジェネ世代なので、同じ世代の人がどうやってこの時代を捉えているのかを知るには、非常に面白い本でした。また、「そうそう、そういうことあったよね」「ホントに辛い時代に社会人になっちゃったけど、私だけじゃないんだよね」と、共感できることがとても多く、さらに、私自身が言葉に出来きれていなかったようなことも、言葉にされていて、「そうだよなぁ〜」と目鱗なところもとても多かったです。しかし、オピニオンリーダーとしてこの本を位置づけるのであれば、もう少し統計などの数字や事実などを引用しても良かったのではないかと思いました。
この本を読み終わった後に、ICSの石倉先生とその日の夜ご飯をご一緒したのですが、世代によってキャリアの捉え方が大きく違うという議論になり、ロスジェネ世代やその下の世代の話となり、この本をベースに、議論が弾みました。
ロスジェネ世代が何を考えているのか? その一端を知るには、非常に参考となる本だと思います。


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