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Photo_2朝一の新幹線に乗って出張なので、小説ではなく最近周辺で話題になっている社会学の本を持って行く。橘木 俊詔 さんの「女女格差」。
話題な本だけど、生なましいタイトルやな...と、思いながら、しかし、出張中に読み終えるだけのページ数がある本でないと、数冊抱えて行かなくてはいけなくなるし、新幹線の中でスーツで読んでてもおかしくない本でないと、「何やってるんだ、あいつ?」と思われてしまうので、重ねてあった本の山から発掘。

内容(Amazon.co.jpより)出版社/著者からの内容紹介
低学歴と高学歴、結婚と非婚、正社員とパート、美人と不美人・・・・・・。
どれほど差があるのか? その差は不公平なのか?
格差問題の第一人者が鋭く迫る

カバーの折り返し
どのような親のもとに生まれるのか、教育をどこまで受けるのか、結婚するのかしないのか、離婚するのかしないのか、子どもをもつのかもたないのか、専業主婦になるのか働き続けるのか、総合職か一般職か、正社員かパートタイマーか、美人か不美人か・・・・・・。
女性の人生でのさまざまな格差を検証し、その差が合理的なものなのか不公平なものなのかを分析する。

さて、この本の感想を一言で語ると...
データで語る一般論としては、面白い。が、結論はどこ!?
女性の間で格差が出てきているという問題提起は面白い。そして、これだけ一カ所にデータをまとめている本も面白い。論文としては面白いのだが、この著者としての結論は「で、なに!?」と聞きたくなる本でした。
格差問題で、データを中心とした一般論を知りたい方にはおススメ。一歩踏み込んだ議論を期待している方には、物足りない本だと思います。


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