ウィンブルドン
「ウィンブルドン」。映画館で観ようと思っていたのですが、他にも観たいものがあったり、週末にスケジュールが入っていたりと、観に行く機会を脱してしまい結局DVDで見ることになりました。
テニスプレイヤーなら誰でも憧れる全英オープンテニス、ウィンブルドン。私も憧れました。そして、ウィンブルドンで売っているテニスウェアが学生時代のお気に入りのウェアでした。
ストーリーを簡単に説明すると...
かつて世界ランキング11位までいったプレイヤーが年齢的にも最盛期を終え、後はおちていくばかり。このウィンブルドンを最後に引退を考えているイギリス人のピーターが、父親からエリート教育を受け、勝つことだけを目標にしていたアメリカ人のリジーと出会い、恋に落ち、彼女の励ましと、愛情を支えに、無理だと言われていたウィンブルドン優勝を果たします。しかし、リジーは、恋が気を散らすきっかけとなり、優勝候補だったのにあえなく敗退。試合とともに進んでいく、二人の恋の物語です。
学生時代にかなりまじめにテニスをやっていて、自分の練習のために他人の試合を見たことしかないので、試合を楽しみながら見る方法をまったくしらず、楽しめないので、今でもウィンブルドンの試合などはテレビ中継していても絶対に見ないのですが、この映画は、「落ち目のランキングプレイヤー」に興味を惹かれてとっても見たいと思っていました。
また、試合の解説者に名選手クリス・エバート・ロイドとジョン・マッケンローが出ているのです! これには、にくい!
ストーリーは、「映画としてはこういうストーリーもさわやかでいいね」と思うのですが、なにしろデビスカップを優勝したコーチに育てられたせいか、このサーブフォームありえない、とか、このフォアであの球の入り方はありえない、とか、細かいところをチェックしすぎていてプレーのシーンはまったく楽しめませんでした。キルスティンもポールベタニーもテニス下手すぎです。あれで、ウィンブルドンはありえません... プレーはCG処理をしてあると聞いていましたが、ちょっとお粗末では...と思ってしまいました。
年齢というカベはどんなスポーツにも必ずあり、そして、勝つことだけが自分の存在を主張できる厳しい世界です。その中で、ピーターが悩み、コートでは本音とも弱音とも取れる微妙な台詞に、あぁ分かる、そうなんだよね、と思わずうなずき、そして、恋をばねに勝っていくところが、できすぎたストーリーであっても、こういう引退の仕方ができればサイコーだよなぁ、としみじみ思いました。
ちなみに、私が引退をしたのは、怪我が原因です。最後の試合には勝ったものの、後味悪い引退の仕方でした...
その後は、バドミントンや卓球やスカッシュなどをしても、テニスはほとんどしてきませんでした。何度か同僚に誘われてやってみたものの、昔とのギャップが激しすぎて、自分の中で納得ができないのです。
(総合評価: ★★☆☆☆)
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