戦場のアリア

Photoクリスマスイブなので、「戦場のアリア原題:JOYEUX NOEL」を見ました。
要約:(角川「戦場のアリア」公式サイトより)

アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート
カンヌ映画祭正式出品
ゴールデングローブ賞 外国語映画賞ノミネート
英国アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート
その聖なる日、銃声が止んだ
第一次大戦下、雪のクリスマス・イブ。
フランス北部の前線各地で起こった出来事。
それは、フランス軍、スコットランド軍、ドイツ軍の兵士による
「クリスマス休戦」という一夜限りの友好行為だった。
1914年、第一次大戦下。フランス・スコットランド連合軍と、ドイツ軍が連日砲弾を鳴り響かせているフランス北部の村。クリスマスだけは家族のもとへ帰りたいと兵士の誰もが願っていたが、戦況はますます熾烈さを極めていた。
やがて訪れたクリスマスの夜。ドイツ軍には10万本のクリスマス・ツリーが届けられ、スコットランド軍の塹壕からはバグパイプの音色が聞こえてくる。そして、奇跡は起こった--。
これは、大戦下のクリスマス・イブに、互いに敵対する者たちが、クリスマス・キャロルの歌声をきっかけに、戦闘の最前線で歩み寄り、挨拶をし、フランスのシャンパンで乾杯したという信じられない本当の物語。
これが長編2作目となるクリスチャン・カリオン監督は、軍の正式記録には残されていないが、ヨーロッパ各地に今も語り継がれる戦場の奇跡を忠実に映画化した。

それほど派手なストーリーではなく、淡々と物語は進んでいきます。その中で、美談だけではなく、兄が死んでしまい、弟の苦悩が描かれていたり、一般市民の「想い」もきちんと描かれています。
タイトルにもなっているアリアが注目されていたけれども、バグパイプの音色が印象的な映画。
最後のドイツ軍兵士によるハミングに号泣。戦争とはいつの時代もむなしいものだけれども、このハミングに、戦争のむなしさ、悲しさ、非情さが本当によく表現されていると思いました。
市民は平和を願い続けているのに、戦争のなくならないこの世の中で、自分に何ができるのか、改めて考えさせられる映画でした。
(総合評価:★★★★☆)

関連記事

コメント

    • TM-K
    • 2007年 12月 26日

    私もこの映画良かったと思います。累々と並んだお墓の列が忘れられません。休戦し同じ宗教の下集い唄い、語り合う兵士達。史実が如何だったかはともかく。色々考えさせられる映画でした。

  1. TM-Kさん、
    実話ベースだと言われていますが、本当はどうだったのか、分かりません。でも、戦時中でもこういうことができる人の心があったのだとおもうと、人間は残酷にも優しくもなれるものなのだとおもいました。
    マリア、観に行かれましたか?

    • TM-K
    • 2007年 12月 29日

    マリア、まだなんですよ。。
    年末のごたごたで、外出を控えてます。(その節はありがとうございました。久々に営業モードで謝罪行脚しました)「夜顔」も観たいので年明けにでも行こうと思っています。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

ページ上部へ戻る