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東京財団の生命倫理サロンのディスカッションに出席してきました。

今回のテーマは出生前診断。

今年5月に我々の間ではめちゃくちゃ話題のトピックスでしたので、関係者をちょっと超えたところではどういう議論になるのか、その議論の展開に興味を覚えて、伺いました。

ニュースゼロが取材に入っていたのがちょっと気になりましたが、自由な議論を遮らないために、画像のみで音声なしということでしたので、気にせずにコメントをさせていただきました。

こういう場でとても気になるのが、なぜ21トリソミーのことしか話題にならないのか?

21だけでなく、13も18トリソミーも同じような問題を抱えるのですが、なぜ21なのか? わかりやすいから? 

また、今回の一般的な方の理解は、これだけの角度の正確性であれば羊水検査は必要ないという認識のようですが、専門家の認識と一般の認識にここまで違いがあるのに驚きました。

いや、これは、驚き! 私の中ではそんな解釈がなく、確実に羊水検査するだろうと思ったから!!!

最近、講演活動を少ししてもいいかな、と、思ったり、あちこちの勉強会に顔を出したりするのは、あまりに専門家に囲まれていると、一般での「当たり前」が分からなくなってきてしまうからなのですが、今回の、「21トリソミーだけがピックアップして語られている。羊水検査はいらないと認識されている」という2点を知っただけでも、ディスカッションに参加した意味がありました。

もっともっと外に出て、一般の声を聴かなければ、政策を作ったり、戦略を作ったりする仕事が効果的にできないと、心底思いました。

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