(Movie)8日目の蝉
忙しいときほど、なぜか映画が見たくなる私。
映画館で見られなかった映画を30本ほど借りて、映画を見ながらあれこれと仕事をする日々。
今日は「八日目の蝉」を見ました。
あらすじ(goo映画より)
不実な男を愛し、子供を身ごもった女、野々宮希和子。母となることが叶わない絶望の中、同時期に男の妻が女の子を出産したことを知る。「赤ちゃんを一目見
たい、見たらけじめがつけられる…」夫婦の留守宅に忍び込み、ベビーベッドで泣いている赤ん坊を見た瞬間、希和子は思わず子供を抱えて家を飛び出してい
た。刹那的な逃亡を繰り返し、絶望と幸福感の中で疑似親子となった二人。しかし逃亡生活は、4年で終止符を打つ。……優しい母親だと思っていた人は、誘拐
犯だった。4歳の少女の、血のつながった両親との普通の生活はこの事件によって一変する。誰にも心を許せず、両親とわだかまりを抱いたまま大学生になった
秋山恵理菜は、ある日、自分が妊娠したことに気づく。相手は、希和子と同じように、家庭を持つ男だった。幼い頃一緒にいた女友達に励まされ、自分の過去と
向き合うために、かつて母と慕った人との逃亡生活を辿る恵理菜。最後の地、小豆島で恵理菜が見つけた衝撃の真実とは?
何が正しくて何が間違いなのか?
誘拐をすることは間違っている。
しかし、自分が失った幸せを追い求め、その結果、このような残酷な物語とその残酷の中に生まれた愛があることを、ダイレクトに伝えてくる映画。
原作も読みましたが、映像になることで、演じている方々が素晴らしいというのもあるのですが、見つからないかとおびえて暮らす日々や、誰かの心に近づきたいとおどおどする表情等が、鮮明になってきて、よりこの悲劇と悲劇の中の愛や温かさをあぶりだしたような気がします。
もう一度この映画を冷静に見られるだろうか?
心が張り裂けそうになる映画でした。
(総合評価:★★★★★ すばらしい演技力です)
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