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“The solution to adult problems tomorrow depends on large measure upon how our children grow up today.” -Margaret Mead

 

明日、起こる大人の問題を解決できるかどうかは、今日の子供たちの成長を、どれだけ大きなスケールで測ることができるかにかかっている。- マーガレット・ミード

アメリカの20世紀を代表する文化人類学者のマーガレット・ミード女史は、文化など社会的要素に基づいて形成された性という意味でのジェンダー研究の先駆者です。

 

1年ほど前から日経ビジネスオンラインでの連載「秋山ゆかりの女性キャリアアップ論」を執筆しているからか、職場におけるジェンダーの違いについての質問が多いため、ジェンダー論の原典を辿ろうと、ミード女史の本を読んでいます。

 

当時デレク・フリーマンによって、彼女の研究は間違っていると大論争を巻き起ったこともあり、果たしてこの「サモアの思春期」はどこまで研究内容が正しいのかはわかりませんが……。

 

「人間の気質的・行動的な性差が、遺伝的・本能的要素だけで一義的に決まっているわけではなく、社会的・文化的にも既定されているという文化相対主義」という考え方は、この時代にこれを提唱したことを考えると、画期的だったんだろうなぁと思います。社会人生活は20年ちょっとですが、会社という組織の中では、少なくとも、こういう考え方は応用できるように感じています。

 

彼女はこんな言葉も残しています。

“Never doubt that a small group of thoughtful, committed, citizens can change the world. Indeed, it is the only thing that ever has.”

知識があり覚悟を決めたからといって小人数では世界を変えられないなどと思ってはいけない。実際に世界を変えてきたのはそんな人たちなのだ。

できないと思う前に、今やっていることが未来につながるのだと信じて、たとえマイノリティだろうと、行動していくことが大事なのだと改めて思います。

 

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