思考力Exercise 20: 漏れなく、ダブリなく、ずれなく、考える技術
論理的に伝えるのに一番大切なのは、話している内容に「漏れ、ダブリ、ずれ」がないことです。
MECE(ミィシィ)と呼ばれている方法でおこなうのですが、これはMutually Exclusive and Collectively Exhaustive(相互に重なりがなく漏れがない)の頭文字をとったものです。
「全体像をとらえる」のところで、全体像の大切さをあげましたが、あるべき全体像がわかっていると、「漏れ、ダブリ、ずれ」が認識できますので、まず、全体像をとらえる練習をしっかりとおこないましょう。
MECEの簡単な例をあげると、人類を分類するときに、男性と女性に分けることです。あるいは、0歳〜19歳、20歳〜39歳、40歳〜59歳、60歳以上など年齢別に分類する方法も考えられます。
MECEには大きく2つの種類があります。先ほどの性別や年齢など、完全に要素分解できるもの。そして、完全に漏れなくダブリなく分解できているとは証明できないのですが、これを押さえていれば大きな漏れやダブりがないと一般的に考えられているものです。
たとえば、マーケティングの4P(製品、価格、流通チャンネル、プロモーション)などです。後者はフレームワークと呼ばれているもので、後で詳しくご紹介していきます。
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