思考力Exercise 29: リアリティチエックを必ずしよう

絵: かたぎりもとこ

絵: かたぎりもとこ

いくつか売上試算の仕方をご紹介しましたが、試算をしたら必ずリアリティチェック(自分がやった試算が正しいのかどうかの「リアリティ」を調べる)をしましょう。

 

リアリティチェックの方法ですが、いくつかのやり方があります。

(1)ネットで調べる

(2)ほかの切り口で計算しなおしてみる

(3)似たようなもの・サービスと比較してみる

 

たとえば、以前ご紹介した車の売上高の試算思考力Exercise 26: 売上試算(2) Aという車の売上高を試算しよう)。この計算が正しいかどうかを調べてみましょう。売上高は、Aを販売している企業Bが発表している資料などでチェックができます。たとえば、B社のアニュアルレポートをインターネットで見てみると、昨年1年間に国内で販売されたAの販売台数が約15万9000台。そして、その車の金額を価格.comで調べてみたところ99万8000円〜150万円で販売されていたとあります。この結果から、試算した数字がだいたい合っていることがわかります。

 

ほかの切り口で計算してみる場合は、自動車業界全体の売上高×A車のシェアを計算してみると、A車の売上高が試算できます。この方法で計算してみて、大きくズレがなければ、自分の試算が間違っていなかったといえるでしょう。

 

似たようなものと比較する場合は、A車と同じような競合X車の売上高と比べてみる方法もあります。

 

このように、いくつかの方法で自分が試算した結果が大きくずれていないかを確認しましょう。

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