プリンセス・スータナ

先日貰った本「プリンセス・スータナ〜ロイヤル・ファミリーの隠された真実 」を読みました。

内容
3大陸に4つの邸宅があり、往来は専用の自家用機。もちろん、宝石やオートクチュールはうなるほど持っている―スータナは信じられないほど、富裕な王家に生まれた、サウジアラビアの王女です。しかし実際には、スータナは黄金の鳥かごの中に、自由も何もなく、父親と夫、息子や国にとじこめられた囚人でもあるのです。

「ノーと言える女性たち」というシリーズの2冊目だそうで、本の売上の3%が指定(7つの団体が選べる)した先に寄付されるプログラムが展開されていたようです。全世界で1500万部以上を売り上げているシリーズのようです。
衝撃的だったのは、このプリンセスが偽名でこの話をアメリカのジャーナリストにし、本を出版したことで、家族に彼女がこの話をしたことがばれ、彼女は自宅軟禁状態にあるということ。
サウジアラビアに関しては、私が尊敬しているジャーナリスト、大門小百合さんがサウジ滞在記を書かれていたり、彼女からいろいろとお話を伺って、西側諸国で言われているようなことばかりではないということは、頭では理解しています。
しかし、サウジアラビアの王女がこのようなことを考え、経験し、それを伝えようとして危険を顧みずにこのような本を出版するに至ったのは、やはりまだまだいろいろな問題があるのだと思いました。
「化粧室」「誕生」の章に関しては、ここでは多くを書きませんが、本当に悲しい出来事としか言いようがなく、この本を私にくれた人は、何を伝えたかったのだろう?と、プレゼントの意味を考え込んでしまいました。
自分の知らない世界に目を向け、視野を広げた上で自分の生き方を考える。
それがプレゼントに込められた想いだったのではないかと思っています。


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