シルク

Photo_3プリズンブレーク・シーズン3を見始めてしまったので、なかなか読書も映画鑑賞も進まない私。それにめげず(?)に、『海の上のピアニスト』の原作者アレッサンドロ・バリッコの同名傑作小説を、『レッド・バイオリン』のフランソワ・ジラール監督が映像化した「シルク」を見ました。
「レッド・バイオリン」はすっごく好きな映画なので、シルクにも期待!!

内容紹介(goo映画より)
19世紀フランス。戦地から故郷に戻った青年、エルヴェは、製糸業を営むヴァルダヴューから、蚕卵を入手するためアフリカ行きを依頼される。危険な旅を経て、蚕卵を持ち帰ると、それで得た富で美しい女性、エレーヌと結婚。自らも製糸工場を経営し、結婚生活は順風万帆であった。しかし、アフリカの蚕が病気にやられ、新婚のエルヴェに再び買い付けの依頼が。しかも、行く先はアフリカより遥かに遠い日本だった…。

一言で表現すると、「うーーーーーーーん、よく言うと、詩的? 悪く言うと、まったりしすぎ?」
と、まぁ、曖昧な表現になってしまうのですが、ホントにまーったりとした映画です。
シルクという素晴らしいタイトルを持ってきているのですし、豪華キャストなのですから、もっともっとシルクの繊細さや美しさや儚さを、それぞれの人生で描けたのではないでしょうか??
原作を読んでいないので、なんとも批評できないのですが、映画として捉えた場合、不完全燃焼系だと思いました。
そしてなによりも、最後の手紙のオチ。ストーリーがばれてしまうので、詳しくは書きませんが、「男ってしょせん馬鹿」って言っているようなイメージが湧くので、あれは、あまりにもあまりだと思いました。
以前ご紹介した「女はみんな生きている」でも男性をこけにするような表現が多かったのですが、あれは、ジョークで笑い飛ばせるレベル。これだけ、まーったりとシリアスにされてしまうと、男性の方から反発が出るのでは!? と思ってしまいました。
(総合評価:★☆☆☆☆ 期待値が高かった分、失望感も高かった...)


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