BLOG

ブログ

11843年から10年以上の歳月をかけ、31代目のスルタン、アブデュルメジドが現在のものに立て直した、大理石を用いたヨーロッパとバロック様式とオスマン様式を折衷させて壮麗な建築物「ドルマバフチェ宮殿」。これを見たら、フランスってお金がなかったのね(ベルサイユと比較して)と思うほど、豪華絢爛。ボスポラス海峡からもアジア側からもその美しい姿が見える宮殿です。
衰退しはじめた我が身を案じて、諸外国へその力を表すために作ったという話をガイドがしていましたが、4.5トンのトルコ最大のシャンデリア(バカラ製!)に圧倒され、ヨーロッパだけでなくロシア、アジアの国々からの献上物も素晴らしく、豪華という言葉が陳腐に聞こえるほど。
現在も迎賓館として使われているそうです。メンテも大変だろうに、これを使い続けるとは、すごすぎる。
Photo_6男子のみ入れるセラムルクから、男子禁制のハレムの2つに分かれているのですが、両方のツアーに参加しました(英語とトルコ語のツアーのみ)。
ハレムの中もいろいろな国や文化がテーマになった部屋に分かれており、調度品もすごい。トルコ風呂という言葉が有名なくらいですから、トイレもお風呂も完備。そして、なんといっても、ヒーター完備。ずいぶん早いタイミングから、最先端の技術を導入していたそうで、ガス灯になったのも19世紀に入ってすぐ、電気もすごい早いタイミングに入れたのだと、ガイドの方が自慢げに話していたのが印象的でした。寒かったので、やっぱりヒーター完備じゃないと、大理石と木造だから寒いもんね、と、そこに納得するあたり、小市民です。
アジア側からみた宮殿は写真のとおり。ボスポラス海峡を挟んで、コバルトブルーの海に荘厳にたつ宮殿は、船で行き交う人々を魅了したんだろうなぁ〜と思いました。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA